OCVSの特長
オンプレミス環境をそのままクラウドへ
OCVSでは、オンプレミスと全く同じVMware vSphere環境の構築が可能です。アプリケーションだけでなく、セキュリティ設定やポリシーもオンプレミスに準拠した形で設定が可能です。
さらに、仮想サーバのvSphere、サーバ管理ソフトウェアのvCenter Server、ソフトウェア定義ストレージのvSAN、ネットワーク仮想化のNSX、オンプレミスにあるvSphere環境のワークロードをパブリッククラウドへ移行できるようにするHCXなど、オンプレミスで使用していたツールもそのまま利用できるため、クラウド独自のツール使用に伴う再トレーニングの必要がなく、スムーズな移行が実現します。
完全なプライベート環境
OCIは、クラウド上でL2ネットワーク(VLAN)を提供し、VMware環境を強固に分離したお客様専用ネットワークにデプロイすることが可能です。これにより、ネットワーク、サーバ、VMware環境を含む全ての要素をお客様自身で完全に制御・管理し、パッチやアップグレードも自由なタイミングで行えます。
全リソースがお客様専有となり、環境のプロビジョニング後はOracle社さえもデータへのアクセスが不可能なため、セキュリティ要件の厳しいシステムでも安心して移行可能です。
クラウドならではの柔軟性とスケーラビリティ
OCVSはクラウド上で提供され、ワークロードに応じて、仮想マシン実行のためのハイパーバイザーであるESXiホストの拡大、縮小が迅速に行えます。
料金体系も時間課金、月課金、1年コミット、3年コミットの4種類から選択でき、利用目的や期間に応じて柔軟に組み合わせることができます。これにより、インフラコストの最適化が実現します。
OCVSの用途
時間課金 | 月課金 | 1年コミット | 3年コミット | |
---|---|---|---|---|
主な用途 | ・一時的な拡張 ・短期のテスト ・DRでの一時的な拡張 |
・開発およびテスト ・ステージング |
・本番環境 ・DR環境 |
・本番環境 ・DR環境 |
時間課金 | |
---|---|
主な用途 | ・一時的な拡張 ・短期のテスト ・DRでの一時的な拡張 |
月課金 | |
主な用途 | ・開発およびテスト ・ステージング |
1年コミット | |
主な用途 | ・本番環境 ・DR環境 |
3年コミット | |
主な用途 | ・本番環境 ・DR環境 |
Intel CPU環境価格例
時間課金 | 月課金 | 1年コミット | 3年コミット | |
---|---|---|---|---|
課金サイクル | 1時間 | 1か月 | 1年 | 3年 |
コア/時間 | 34.118円/時間 (1,319,957円/ホスト/月) |
28.434円/時間 (1,100,055円/ホスト/月) |
22.750円/時間 (880,152円/ホスト/月) |
18.480円/時間 (714,954円/ホスト/月) |
時間課金 | |
---|---|
課金サイクル | 1時間 |
コア/時間 | 34.118円/時間 (1,319,957円/ホスト/月) |
月課金 | |
課金サイクル | 1か月 |
コア/時間 | 28.434円/時間 (1,100,055円/ホスト/月) |
1年コミット | |
課金サイクル | 1年 |
コア/時間 | 22.750円/時間 (880,152円/ホスト/月) |
3年コミット | |
課金サイクル | 3年 |
コア/時間 | 18.480円/時間 (714,954円/ホスト/月) |
AMD CPU環境価格例
時間課金 | 月課金 | 1年コミット | 3年コミット | |
---|---|---|---|---|
課金サイクル | 1時間 | 1か月 | 1年 | 3年 |
32コア (コア/時間) |
42.658円 (1,015,602円/ホスト/月) |
35.546円 (846,280円/ホスト/月) |
28.434円 (676,957円/ホスト/月) |
23.100円 (549,965円/ホスト/月) |
64コア (コア/時間) |
34.118円 (1,624,563円/ホスト/月) |
28.434円 (1,353,914円/ホスト/月) |
22.750円 (1,083,264円/ホスト/月) |
18.480円 (879,944円/ホスト/月) |
128コア (コア/時間) |
27.300円 (2,599,834円/ホスト/月) |
22.750円 (2,166,528円/ホスト/月) |
18.200円 (1,733,223円/ホスト/月) |
14.784円 (1,407,910円/ホスト/月) |
時間課金 | |
---|---|
課金サイクル | 1時間 |
32コア (コア/時間) |
42.658円 (1,015,602円/ホスト/月) |
64コア (コア/時間) |
34.118円 (1,624,563円/ホスト/月) |
128コア (コア/時間) |
27.300円 (2,599,834円/ホスト/月) |
月課金 | |
課金サイクル | 1か月 |
32コア (コア/時間) |
35.546円 (846,280円/ホスト/月) |
64コア (コア/時間) |
28.434円 (1,353,914円/ホスト/月) |
128コア (コア/時間) |
22.750円 (2,166,528円/ホスト/月) |
1年コミット | |
課金サイクル | 1年 |
32コア (コア/時間) |
28.434円 (676,957円/ホスト/月) |
64コア (コア/時間) |
28.434円 (1,353,914円/ホスト/月) |
128コア (コア/時間) |
18.200円 (1,733,223円/ホスト/月) |
3年コミット | |
課金サイクル | 3年 |
32コア (コア/時間) |
23.100円 (549,965円/ホスト/月) |
64コア (コア/時間) |
18.480円 (879,944円/ホスト/月) |
128コア (コア/時間) |
14.784円 (1,407,910円/ホスト/月) |
※ 料金にはインフラストラクチャおよびVMwareソフトウェア・ライセンスおよびサポートが含まれます。(2023年9月現在の参考価格です)
OCVSの活用パターン
ハイブリッドクラウド
既存のオンプレミスのVMware環境にリソースを追加する必要がある場合、OCVSを使用してクラウド上への展開が可能です。
システムの一部をクラウド上に拡張するハイブリッドクラウドは、ビジネスの変化に迅速に対応できる強力なソリューションです。オンデマンドで容易にリソースを拡張、縮小することができ、柔軟な課金形態によりコストの最適化も可能となります。
また、オンプレミスとクラウド間で運用、管理を統一できるので、ハイブリッド構成での運用の手間を最小限に抑えつつワークロードを最適に配分することができます。
クラウド移行
OCVSではオンプレミスと同等のVMware環境を構築できるため、アプリケーションの変更や運用の大幅な見直しをする必要がなく短期間でのクラウド移行を実現できます。
さらに、OCIのデータベースをはじめとする様々なクラウド・サービスを活用することで、システム全体の運用管理コストを削減することが可能です。
また、東京、大阪リージョン間でディザスタリカバリ(DR)環境を構築することで、高レベルのシステム可用性とデータ保護を実現します。
ディザスタリカバリ
OCVSを利用することで低コストかつ迅速に災害対策環境を構築することが可能です。通常運用時は最小限のリソースで構成し、災害発生時のみ必要に応じてリソースを増加させることで、コスト効率を最大化することができます。
災害時以外でも、リソースの一部を開発環境として活用するなど、多目的に活用することが可能です。これによりシステム全体を有効に活用しながら運用コストを抑制できます。
また、システム全体をクラウド化する一歩として、まず災害対策環境からクラウド化を始めることで、システムをクラウド化する際のリスクや課題を洗い出し、段階的に安全にクラウド上への移行を実現できます。
より詳しく知るにはこちら
OCVSでできることや構成例、コストなどを知りたい場合は、下記リンク先に用意してありますホワイトペーパー「Oracle Cloud VMware Solution導入支援サービスによる移行の勧め」をダウンロードください。
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