業務フロー分析とソリューション特定のイメージ
業務フロー分析
お客様の開発運用に関わるモノと情報の流れを整理し、課題点を洗い出します。
ソリューションの特定
役割と責任
ラック | お客様 | ||||
---|---|---|---|---|---|
プロジェクト マネージャー |
ソリューション アーキテクト |
DevSecOps エンジニア |
IT部門責任者 | IT部門担当者 | アプリ・ インフラチーム |
案件管理 | 顧客業務分析 ソリューションの特定 |
ツールの導入 運用設計および構築 |
近代化の実施に関する承認 | ラックとお客様社内とのコミュニケーション調整 | 近代化後の開発および運用 |
ラック | ||
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プロジェクト マネージャー |
ソリューション アーキテクト |
DevSecOps エンジニア |
案件管理 | 顧客業務分析 ソリューションの特定 |
ツールの導入 運用設計および構築 |
お客様 | ||
IT部門責任者 | IT部門担当者 | アプリ・ インフラチーム |
近代化の実施に関する承認 | ラックとお客様社内とのコミュニケーション調整 | 近代化後の開発および運用 |
ユースケースのご紹介
1.Infrastructure as Codeの導入
アプリチームのインフラ要求に対して、インフラチームがクラウド構築作業を手作業で行う場合には下記の問題点があり、開発スピードの低下やセキュリティインシデント発生のリスクがあります。
- チケットベースの作業により、インフラを提供するまでに時間がかかる
- レビュー作業が属人化しており、セキュリティプラクティスに反する設計を見逃す可能性がある
- 手作業よる設定ミスが発生し、意図したインフラの機能が実行できない可能性がある
この問題に対して、Infrastructure as Code(IaC)の手法を用いてクラウドの構成情報をコードで管理することで、下記のメリットを実現します。
- アプリチームはオンデマンドにインフラ環境を構築でき、開発スピードが向上
- 設計段階からセキュリティを考慮した自動レビューを実施し、セキュリティリスクを減少
- 作業を自動化することで、人の手によるミスを削減し、設計書と環境が一致
導入したツール
- Terraform
HashiCorp社のInfrastructure as Codeのツール。オンプレおよびクラウドのハイブリッドな環境に対応し、また、組織独自のポリシーをコードで定義する機能「Sentinel」を持つ。 - Snyk
Snyk社のSASTツール。本事例では、Terraformとの連携機能を活用し、IaCのコードにクラウドのセキュリティプラクティスに違反する実装が存在するか、自動テストを行う。
2.IDベースのアクセスマネジメントの導入
従来アプリケーション開発者が、アプリケーションをデプロイした本番環境のリモートサーバにログインする場合には、下記の課題があり、企業の機密情報の漏洩リスクがあります。
- 開発者がリモートホストにアクセスするための認証情報等の機密情報を保持
- 上記機密情報の漏洩に備えた境界防御(IP制限)が必須であり、運用負荷が高い
これに対して、IDベースのユーザアクセスとシークレット管理の手法を組み合わせることで、下記のメリットを実現します。
- 開発者はシークレットを知る必要がなく、漏洩のリスクが減少
- ロールベースのアクセス制御(RBAC)による、権限のない第三者の不正アクセスの防止
導入したツール
- Vault
HashiCorp社のシークレット管理ツール。データベースのID・パスワードやクラウドのアクセスキーといったシークレットの発行・更新・廃止を自動で行う。上図では、HCP(HashiCorp Cloud Platform)というHashiCorp社のSaaSにて、Vaultクラスタをホストする(下記、Boundaryも同様)。 - Boundary
HashiCorp社のリモートアクセスツール。本事例では、Vaultから取得したシークレットを使用して、アプリ開発者が許可されたリソースへのアクセスを代理する。
よくあるご質問
- DevSecOpsとは何ですか?
- 開発と運用のライフサイクルを一連のものとして捉え最適化し、アプリケーションの迅速なリリースを行う手法にDevOpsがあります。DevSecOpsは、事業継続の観点からDevOpsにセキュリティの要素を加えた開発手法です。
手法には、Infrastructure as CodeやCI/CD、シークレット管理、マイクロサービス等があります。
価格
お客様環境や組織の体制、解決対象となる課題によって異なりますので、個別にお見積もりいたします。お気軽にお問い合わせ下さい。