Elastic Stackを構成する製品群
Elastic Observability(オブザーバビリティ)
システム全体の動作業況を、一元的に可視化しシステム管理者の負担を大幅に低減
従来、IT機器やソフトウェアのログは障害監視や稼働監視等の機器のトラブル対応のために利用されてきました。しかし、企業が活用する機器やアプリケーション、そしてクラウドの利用拡大などにより、多種多様で膨大なログ、メトリック、トレースデータが記録され、企業の担当者はそれらの情報を統合的に管理しなければなりません。
「Elastic Observability」は、あらゆるクラウドシステム/オンプレシステム/ハイブリッドクラウドシステムのログ、メトリック、監視データを一元的に分析・可視化することで、システム管理者の負担を大幅に低減します。
Elastic Enterprise Search(エンタープライズ サーチ)
企業内に散在するデータから、欲しい情報を即座に見つける社内横断検索
ITを積極的に活用する企業でも、イントラネットの情報やファイルサーバ、グループウェア、社内SNS、そして営業支援システムの情報を、横断的に検索することは、できていないのではないでしょうか。会社の在籍期間が長い方は、企業内のシステム全般に精通していて、複数のシステムを使い分けることに慣れているかもしれません。
しかし、入社間もない社員が、すべての情報システムを使いこなせるまでどのくらいの経験が必要でしょうか。また、お客様と打ち合わせ中に、急に資料を探したいときに複数あるツールをスムーズに使いこなせるでしょうか。そして、企業内であなたの知らない情報システムに、今あなたが必要な情報が掲載されていたとして、それらの情報を見つけ出すことはできるでしょうか。
「Elastic Enterprise Search」は、このような課題を解決するため社内システムを横断的に検索して、必要な情報を即座に見つけることができます。
Elastic Security(セキュリティ)
いつ発生するともわからないサイバー攻撃を、複数の情報ソースから検知する
今や、セキュリティ対策は企業の義務として認知されています。多くの企業は、パソコンのセキュリティ対策ソフト、ファイアウォールやIPSなどの境界防御、メールやWebサーバなどサーバ保護製品などのセキュリティ対策を行っています。しかし、これらが発する警報を、一元的に管理・活用できていますか?
「Elastic Security」は、あらゆるセキュリティ機器の発するイベントを一元的に可視化させることにより、セキュリティ担当者の負担を軽減し、企業のセキュリティレベルを向上させます。
Elastic Stackを活用したソリューション
営業支援システム
社内に散在する営業関連情報を、Elastic Stackを活用することで横断的に検索することができます。Web検索ライクな「手軽さ」で、求めるデータに辿りつく手間と時間を大幅に改善するため、お客様先に訪問する前の準備や営業先選定の分析など、営業活動のあらゆるシーンを強力に支援します。
社内に点在する、商材に関するカタログや提案資料、イントラネットのWebサイトに掲載されたキャンペーン情報、グループウェアに共有された情報、SFAに記録されたお客様の課題などの情報等の情報を、すべてインデックス(索引付け)し、検索画面を介して最適な情報を見つけ出すことができます。
複数のシステムに精通する必要が無く、社員教育の手間が省けることと、情報を保存しているシステム存在を知らなかったがために有用な情報に気が付かない、ということを解消します。
セキュリティダッシュボード
セキュリティ対策は今や企業の責務です。企業が活用している膨大なネットワーク機器、端末、センサーデバイス(FW、UTM、WAF)、メール等あらゆるセキュリティログをElastic Stack上に一元的に収集し、ダッシュボードを介して経営層やIT管理者など必要な方にセキュリティ対策状況を把握していただけます。
社内の重要データへの不正アクセスにより情報が盗み取られ、しかも内部犯行が疑われているケースを考えてみましょう。多くの社員が日常的に、会社支給のコンピュータを扱っています。ドメインにログオンし、機器を操作し、ネットワークリソースにアクセスし、ファイルやデータベースの操作をします。そしてインターネットへのアクセスや外部記憶装置へのアクセスをしています。これらの活動を人間の目で「監視」することは不可能です。しかし、情報システムの各機器には全ての情報がログとして記録されています。社員がいつドメインにログオンしたのか。どの端末を使用しているのか、そのサーバに接続し、何を手に入れ、何をインターネットに送信したのか。
しかし、残念ながらこれらの情報は、ドメインコントローラやファイルサーバやグループウェア、データベースサーバ、プロキシサーバやファイアウォールなど分散した機器に保存されています。そのため、各データの整合性を取り相関関係を導き出すことを人間が行うことは現実的ではありません。
しかし、このようなセキュリティダッシュボードがあれば、人の目や作業に頼らず、効果的なデータ収集、分析、可視化までが一括して行えます。
価格
お客様のご依頼内容や環境によりますので、個別にお見積もりいたします。お気軽にお問い合わせください。
- プレスリリース
- ラック、企業のDXを加速させるソリューション開発で、Elastic社と協業
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