あゆみ
経営統合により規模を拡大
会社の設立は2007年となっていますが、もともとは1986年にシステム開発会社として設立した「旧ラック」と、1987年に設立し金融機関の基盤システムの構築・運用を手掛けてきた「エー・アンド・アイ システム」があり、この2社が2007年に経営統合した経緯があります。
さらに2008年にサーバやネットワーク機器を仕入・販売する「アイティークルー」が加わった後、2012年に3社が事業統合して今に至っています。(アイティークルーは、SI事業の「HW/SW(ハードウェア・ソフトウェア)販売」となっています。)
他社に先駆けてサイバーセキュティ事業を開始
日本でまだインターネットが普及しておらず、サイバー攻撃からのセキュリティ対策の必要性が認識されていなかった1995年に、旧ラックが他社に先駆けてサイバーセキュリティ事業(以下、セキュリティ事業)を開始しました。
セキュリティ事業は赤字が続きましたが、創業者の「国を衛る」という強い意思のもと事業を継続し、10年後に黒字化を果たしました。他社もセキュリティ事業に参入してきましたが、赤字事業であるために撤退していきました。当社はその間も、サイバー被害を受けた大手企業のシステム担当から相談を受けながらサービスモデルを構築し、セキュリティ対策サービスのリーディングカンパニーとして歩んできました。
1995年 | 1995年 | セキュリティ事業(診断サービス)開始 |
2000年 | 緊急対応サービス、監視サービス開始 | |
2002年 | セキュリティ監視センター「JSOC®(Japan Security Operation Center)」開設 | |
2009年 | 「サイバー救急センター」「ラックセキュリティアカデミー」開設 | |
2014年 | 研究部門「サイバー・グリッド・ジャパン」開設 | |
世界のネットワーク化を見据えた社名
社名の元となった「Little eArth Corporation」は、世の中でインターネットがまだ実用化されていない約40年前、旧ラックの創業者 三柴元(故人)が、「将来の世界の変化を見据え、ネットワーク社会が進展することで地球が時間的にも空間的にも小さくなっていく」ことを予見し命名されました。
"グッドラック"や"ラッキー"など響きが良いため、"eArth"は2文字目の"A"を取って、「LAC(ラック)」の社名となっています。