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サイバーセキュリティの
最前線で、人々を守る。
サイバーセキュリティ2015 中途入社
CAREERこれまでの経歴について
高校卒業後Webデザイナーとして働きつつ情報系通信制大学を卒業し、システムエンジニアを経て、2015年にラックへ入社。
サイバー救急センターのフォレンジック調査員や、ラックセキュリティアカデミー講師として活動。
2019年からインシデントハンドラーを務めている。
MY WORKわたしの仕事
サイバーセキュリティの最前線部隊。
私はサイバーセキュリティの最前線であるサイバー救急センターに所属しています。24時間365日、情報セキュリティ事故の緊急対応を行うのが私たちの役目です。インシデント被害にあわれたお客さまから緊急のご相談をいただくところから仕事がスタートします。インシデントが発覚した経緯やお客さまが行われた対応などをヒアリングし、被害の拡大やその後の調査に影響をおよぼすことなどがないよう必要な初動対応について助言を行います。次にお客さまと今後のインシデント対応方針について協議し、インシデントハンドリング支援やフォレンジック調査、再発防止策など、お客さまのご要望・目的にそった支援をご提案します。この仕事の好きなところは、一つとして同じ事案はないので、常に自分やチームのこれまでの経験や知見をフル活用して、事案に応じた最善策や対応内容を考えて行動に移していけるところです。そしてそれがお困りのお客さまの救済につながるところがとても魅力だと感じています。
EPISODE印象に残っているエピソード
感謝の言葉が原動力。
どの案件も緊急性を伴うので印象的ではありますが、その中でも標的型サイバー攻撃の事案は印象深いです。ときにはリアルタイムで攻撃者と対峙することもあり、どこに穴があるのか探しながら、被害が拡大しないよう手を打つ必要があるので、緊張感と使命感で一杯一杯になることも。攻撃者もプロ集団なので辛い戦いになることもありますが、無事収束しお客さまから「ありがとう」「ラックさんにお願いしてよかった」などの感謝の言葉をいただけたときに、とてもやりがいを感じることができます。お客さまからの言葉はすべての苦労が吹き飛ぶくらいうれしく、私の原動力です。
また、フォレンジック調査員としての経験を活かしてラックセキュリティアカデミー講師や、海外セミナーでの講師にチャレンジしたこともとても良い経験になりました。海外の講義・講演においては、聴講者にちゃんと伝えられるか、理解してもらえるか心配もありましたが、つたない英語と身振り手振りを交えながら一生懸命に自分の考えや思いを伝えると、聴講者も真剣に聴いてくれることが実感でき、とてもうれしかったです。緊張や不安もありましたが、その分達成感も大きく、自信へとつながりました。精神面も鍛えられた経験だったと感じています
FUTURE未来について
国内だけでなく、グローバルでも活躍できる人に。
国内だけではなく海外のサイバーセキュリティ対策や、国内外全体のセキュリティレベルの底上げにつながる支援ができるよう成長していきたいです。これまで対応したインシデントの中には、攻撃者がサプライチェーンの脆弱な部分を狙い海外拠点から国内拠点に侵入して被害が拡大したケースも多くあり、サイバー攻撃やセキュリティ対策に国境はないと改めて痛感します。国内だけではなくグローバルにセキュリティ対策を推進しマネジメントしていくことは、今後ますます重要になると思います。そのような支援に携わることで、より多くのサイバーセキュリティと向き合うお客さまや社会に貢献できるよう努めていきたいです。そのためにはセキュリティの知識や技術だけではなく、人とのコミュニケーション力も向上させる必要があると考えています。その背景には、海外のセキュリティトレーニングに参加したことが大きく関わっています。それまではセキュリティ業界で職務にあたるうえで技術力が最重視される世界だと考えていました。それこそ日本よりも海外の方が技術力を重要視していると思っていたのですが、実際に現地のセキュリティ企業の社員やトレーニング講師の方の話を伺ったところ、技術力よりも人に焦点を当てていることを知りました。セキュリティ対策を広げるためには、技術だけではなく人にサイバー攻撃のリスクを知ってもらったり、セキュリティ対策の必要性やメリットを理解してもらったりすることが大事だと気づきました。この経験は私自身の価値観を大きく変えるきっかけになりました。インシデントハンドラーの職務についたことも、これまでのフォレンジック調査員としての技術や経験を活かしつつ、自分の言葉や行動で少しでもサイバー攻撃の被害に苦しむ人たちの役に立てるのではないかと考えたからです。