ラック、島根県益田市教育委員会との情報リテラシー啓発・教育取り組みを開始
~地方圏の都市におけるICT利用環境の整備と次代のICT利活用人材育成を支援~
2019年5月14日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、島根県の益田市教育委員会との相互協力のもと、益田市および周辺地域である津和野町、吉賀町などの地域における安心安全なICT(Information and Communication Technology)利用環境の整備と、次代のICT活用人材の育成に向け、小・中学生を対象とした情報リテラシー啓発・教育支援を2019年6月から開始します。
IT人材およびセキュリティ人材の不足が各所で叫ばれており、少子高齢化を迎えた労働人口減少の中にあって、特に地域の人材不足感は都市部よりも大きいものとなっています。益田市は島根県西部にあり、日本海に面した人口約48,000人の地方圏の都市です。地域の人口減が進むなかで、益田市は地域活性化に向けてICTの利活用やこれに必要な情報リテラシーに関する啓発に力を注いでいます。IoTやAIといった新たな技術が登場し、ICTの安心安全な利用だけでなくSociety5.0 * 時代を見据えた積極的な活用が望まれていますが、日常生活や経済活動において地理的な制限を克服するために、このような地域ではICTの利活用能力がより必要であるといえます。
* Society5.0:サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府
ラックの研究開発部門である「サイバー・グリッド・ジャパン®」では、情報リテラシー啓発のための
- 実施1:
対象地域にある各小中学校の要望に応じた情報リテラシー啓発巡回講座の実施 - 実施2:
ノミネーションされた小・中学生約10名を対象としたICT活用セミナー実施 - 実施3:
ICT志向を持つ小・中学生へのアドバイス環境「チューター制度」のトライアル実施
ラックは、サイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、情報セキュリティや情報モラルに関する教育活動を各地で推進するとともに、今後さらなる地域との連携強化を図り、地域に根ざした啓発活動の自主的・自律的展開を支援してまいります。
主な実施内容
実施1:
小・中学生および地域関係者を対象としたモラル向上のための情報リテラシー啓発巡回講座の実施
情報教育広域連携を図る益田市、津和野町、吉賀町の小・中学校のうち、おおよそ5割に当たる15校から情報リテラシー啓発講座を巡廻実施します。ラックが2019年3月1日に発行した「情報リテラシー啓発のための
実施2:
小・中学生対象のICT活用セミナー実施
子どもたちが触れるインターネット上の動画は、興味本位による視聴や投稿が先行している状況です。動画制作のワークショップを通して、情報技術者の直接指導および正しく情報技術に向き合う機会を提供し、ICTを利活用する上でのルールやマナーを学びます。また、将来の職業選択の一つとして情報技術者への理解と興味を喚起する機会につなげます。巡回講座を受講した小・中学生の中から10名をノミネートしてICT活用セミナーを実施します。
実施3:
ICT志向を持つ児童・生徒へのアドバイス環境「チューター制度」のトライアル実施
ICTに興味・志向を持ちこれらの技術習得をする子どもたちを「トレーニー」と称し、情報技術を習得する上で日常的に相談できる技術者「チューター」と相談できる場所をクラウド上に設け、将来ビジネス上で要求される職業倫理感をそなえた正しい技術の習得と将来の職業選択の一助となるよう支援します。
年間スケジュール(予定)
以上
参考情報
株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」をはじめ、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、企業・官公庁・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。
* ラック、LAC、サイバー・グリッド・ジャパンは、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。