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はじめまして、ECサービス部の服部です。
2022年より、Salesforce Commerce Cloud(以下、SFCC)を使ったECサイト開発に関わる業務を行っています。
ラックでは、Eコーマス(EC)のプラットフォームとして以前からSFCCに注目しており、技術者の育成に力を入れています。その一環で、9月にSFCCの技術力を認定する資格、「Salesforce 認定 B2C Commerce アーキテクト」を取得しました。この資格は国内の保持者がわずか8名(2023年9月1日時点)という、かなり希少な資格です。
当記事では、この資格の紹介から試験のために準備したこと、実際に受けたときに感じたことまでを受験体験記としてお届けします。
B2C Commerce アーキテクト試験とは
B2C Commerce アーキテクトは、同じくSalesforce公認資格である「B2C Commerce デベロッパー」の上位資格です。当試験の基本的な情報を、公式の受験ガイド※を元にご紹介します。
※ SALESFORCE 認定 B2C COMMERCE アーキテクト - Quip
形式 | 形式 | 60問の複数選択肢/複数選択の問題 |
---|---|---|
試験時間 | 105分 | |
合格点 | 65% | |
受験方法 | テストセンターにおける監督下の試験、またはオンライン環境における監督下の試験 | |
前提条件 | Salesforce 認定 B2C Commerce デベロッパー資格 | |
出題分野と配点 | ・デザイン/発見:29% ・ビルド:19% ・モニター/トラブルシューティング:14% ・統合とカスタマイズ:22% ・運用開始:16% |
受験のきっかけ
昨年、B2C Commerce デベロッパー試験を受験して合格したころから、上位資格としてアーキテクト試験があることは意識しており、いつかは受けたいという思いを抱いていました。
SFCCを使った実務経験を1年ほど積み、チャレンジのための土台ができたと感じたこと、上司からも受験を勧められていたこと、そして国内の合格者がまだ少なく、合格すればきっと注目されるだろうと思ったことから、最終的に受験を決意しました。余談ですが、私自身、資格マニアなため、シリーズになっている資格は集めていきたいと思ったことも理由の1つです。
準備したこと
試験を受験したのは9月下旬で、準備を始めたのは6月の終わりごろです。期間で言えば約3カ月ですが、日常業務が忙しく、本格的に勉強ができたのは9月に入ってからでした。もっとも日常業務でもSFCCに触れているので、それも何らかの形で試験に繋がっていたと思います。これから、具体的に準備として行ったことや勉強方法をご紹介していきます。
試験の情報集め
初めに、上述の受験ガイドを見て試験の情報を確認しました。試験で問われるスキルとして、以下のようなことが必要とされることが分かりました。すでに合格したデベロッパー試験と比べると、より俯瞰的な視点で考えることや、技術的により深い理解が求められるのだと感じました。
- 与えられたビジネス要件に対する実現方法を考える
- パフォーマンスの問題を特定して対応する
- サードパーティのサービスとの連携で採用すべきアプローチ(リアルタイムかバッチ処理か)を特定する
また、負荷テスト、エイリアスの設定、パイプラインを使用している古いLINKカートリッジの対応など、SFCCでの実務としては経験がない題材も多々含まれていることも分かり、相当勉強が必要だという感触を抱きました。
次に、自分の周りには受験経験者がいないため、ネットで何か勉強の手掛かりとなる情報がないかを探してみました。しかし、Salesforce社の公式のもの以外には情報、特に日本語のものはほぼ皆無でした。何しろ国内に数えるほどしか合格者のいない試験なので、情報の少なさは致し方ないところです。
最終的に、外国の方が受験体験について書かれているものが数件見つかり、そこから、やはり難易度が高いということ、Trailhead(公式オンライン学習コンテンツ)でじっくり勉強したことなどが分かりました。
勉強の進め方
当試験に特化した授業形式の研修は国内で行われているものが無いため、基本的にはTrailheadを使って自習形式で勉強を進めました。Trailheadは、Salesforceを使っている人にはお馴染みの公式オンライン学習コンテンツです。今回は、当試験をターゲットにしたTrailmix(Trailhead内のモジュールを編成したコース)を使用しましたが、とても役に立ちました。
またTrailheadだけではなく、気になる点については公式ヘルプも参照し、学んだことを時おりメモにまとめながら勉強を進めました。メモについては、今後社内で試験にチャレンジする人にも知識を共有できるようにという意図もありました。公式ヘルプ内にはベストプラクティスをまとめたページがいくつかあり、合格後に振り返ってみるとこれが特に有用だったと感じます。実務などを通して知っているトピックは理解をさらに深め、知識の穴となっていた部分は補うイメージでTrailheadを地道にこなしていきました。
他にも、説明を読むだけでなく、例えばBusiness Managerに機能があるものなら実際に操作してみるなど、できる範囲で手も動かしてみるように心掛けました。自社で契約しているサンドボックスで使えるものがあったのが幸いでした。もっともサンドボックス上では使えず、ステージングインスタンスや本番インスタンスでしか使えないような機能もあり、そのようなものは頭の中だけでイメージを膨らませていました。
試験本番
そして臨んだ試験本番です。当試験はテストセンターまたはオンラインで受験できますが、私は自宅でのオンライン受験を選びました。Salesforce認定試験のオンライン受験は、以前は外付けカメラが必要で、試験中は自分の姿を横から映すことが求められましたが、現在はノートPCの内臓カメラでも良いことになっています。静かな場所さえ確保できれば、受験環境を準備するのは難しくないと思います。
問題を目にしてまず面食らったのは、問題文が長いものが多いことです。事例の説明があって、それに対する解決方法を問うというケーススタディ風のものが多く、状況設定を理解するのに骨が折れました。選択肢もひとつひとつが長いものが多く、単純に知識があれば答えられるのではなく、答えを導き出すために頭をフル回転させなければなりません。1問あたりにかけられる時間は2分もないため、時間との闘いにもなりました。
また文章ではなく図を読み解くことを求められる問題や、複数の選択肢が一見すると同じ文言にしか見えず、目を皿のようにして見比べると1文字だけ違っていた、という間違い探しのような問題など、手ごわい問題もありました。ですが、一通り解き終わって何とか一度は全体を見直す時間は確保できました。正解の見当が付かない問題、答えに迷う問題ももちろんありましたが、ある程度は解けたという手応えがありました。
試験の最後の最後、実は少しだけトラブルがありました。試験終了直後に合否は通知されることを知っていたため、胸の高鳴りを感じながら解答を提出するボタンを押します。画面が切り替わるのを待っていたところ、何と表示されたのはtranscription errorなるエラーの画面でした......。「サポートに連絡してください」との表示も出ました。もしかして解答が消えてしまったのだろうかと不安を抱きつつ、試験実施元の会社にWebサイト経由で連絡したところすぐに対応してもらえ、合格だということも分かりました。嬉しかったというよりは、とにかくホッとしました。
おわりに
思いがけずに一発で合格できたということもあり、有難いことに社内ではなかなかの注目を浴びるに至りました。当試験は決して易しい内容ではありませんでしたが、地道に勉強していったことが結果に結びついたと思っています。また直近の実務では、受注前の案件について見積もりを作成するため、お客様の出された要件のSFCCでの実現方法(標準機能で実現できるのか、カスタマイズが必要なのか等)を考えるということを繰り返していました。振り返ってみれば、それも合格に寄与した経験だと感じました。
当試験を通じて、単に求められる機能を実現できるだけではない、より良いシステムをSFCCでもって作るノウハウを身に付けられたと考えています。より良いシステムというのは、例えば、日常の運用を効率的に行え、トラブルが生じたときも原因究明がしやすいようになっているシステムでもあり、アクセス数が増えていっても問題が起きにくく、新しいサービスとも容易に連携できるといった、将来性を兼ね備えたシステムでもあるでしょう。一言では書き表せない、SFCCの様々なベストプラクティスを、自分のものとすることができました。この経験を今後の実務に役立てたいと思っています。
デベロッパー試験を既に取得されている方は、次のステップとして「B2C Commerce アーキテクト試験」を目指してみてはいかがでしょうか。
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