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ラックは積極的にエンジニアのキャリアにつながる認定資格の取得を推奨しています。今回は、最近ラックが力を入れている、Salesforce社のソリューションスペシャリストである、Salesforce Marketing Cloud メールスペシャリストの資格取得の説明と、合格までに行ったことを共有します。
Salesforce認定資格とは
Salesforce認定資格とは、Salesforce製品を使いこなすために必要なスキルが身についているかを証明する、グローバルな共通資格です。
認定資格は、管理者/CRMコンサルタント、Marketing Cloud、開発者など8種のカテゴリーに分かれ全部で36種類の資格があります(2023年9月1日時点)。製品ごとに基本資格と上位資格で構成され、基本資格を合格することで上位資格が受験可能になるシステムです。
ラックは、Salesforceが提供する様々なソリューションをお客様の問題解決に役立てるため、Salesforce認定資格者を続々と育成しています。
Salesforceのスペシャリストを目指す
ECサイトの構築チームに所属する私は、既にSalesforce 認定 B2C Commerce デベロッパーの資格を取得しており、Salesforce Commerce Cloud(以下、SFCC)を活用したサイト構築の業務に取り組んでいます。しかし、SFCC単独でシステム開発が完結するケースよりも、マルチクラウド環境でシステム構築を要望される機会が多く、Marketing Cloud デベロッパーの資格が必要となりました。
Marketing Cloud デベロッパー資格は先に説明をした上位資格であるため、まずは基本資格であるMarketing Cloud メールスペシャリストの資格取得を目指すことになりました。Marketing Cloud メールスペシャリストを取得することで、Salesforce構築チームをより強化したいという想いを持って取り組みました。
Salesforce Marketing Cloud メールスペシャリストとは
Salesforce 認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト資格は、Marketing Cloud メールアプリケーションでのコンテンツの作成、購読者やデータの管理、配信、分析の分野におけるメールマーケティングのベストプラクティスに関する知識、スキル、経験を証明できる方を対象とします。
※ SALESFORCE 認定 MARKETING CLOUD メールスペシャリスト- Quipより抜粋
Marketing Cloudを使用すると、適切なタイミング・メッセージでお客様とコミュニケーションを行えます。お客様ごとの属性、行動、購入情報からメッセージを高度にカスタマイズすることにより、お客様との関係を強化し、ビジネスを成長させることができます。
Marketing Cloudの資格は4種類あります。
- Salesforce 認定 Marketing Cloud アドミニストレーター
- Salesforce 認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト
- Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント(アドミニストレーターの上位資格)
- Salesforce 認定 Marketing Cloud デベロッパー(メールスペシャリストの上位資格)
今回は受験したメールスペシャリストの試験が一体どういうものかを、私が実際に受験した経験含めご紹介したいと思います。
試験の詳細
Salesforce Marketing Cloud メールスペシャリストの試験内容は次のとおりです。
形式 | 形式 | 多肢選択/複数選択方式の60問 |
---|---|---|
試験の所要時間 | 90分 | |
合格点 | 67% | |
受験料 | 20,000円(税抜) | |
受験方法 | オンサイト(テストセンター)または、オンライン | |
前提条件 | なし | |
結果 | 即時判定 |
推奨している研修と参考資料
研修:Marketing Cloud によるカスタマージャーニーの作成と分析(MKT 101)
Salesforceが開催している研修により、実際に環境に触れながらハンズオン形式で学習できます。受講対象者は、組織のメールチャネルを管理しているデジタルマーケターの方や、Marketing Cloud メールスペシャリスト資格の取得を目指す方です。
※ Salesforce Training - Marketing Cloud によるカスタマージャーニーの作成と分析 - MKT101
資料:【Salesforce公式】認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト 対策
Salesforceには自主学習を可能にする学習用サイトがあります。学習時間はなんと1日近くあり、かなり膨大です。難しい用語や専門用語など多く出てくるため、オンラインのドキュメント、ヒント集、ユーザガイドを参照することをお勧めします。
※ 【Salesforce公式】認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト 対策 Trailmix | Salesforce
ドキュメント、ヒント集、ユーザガイドは、Salesforceヘルプからもアクセスできます。
(サイトの一番下で言語切り替えが可能。日本語に対応していないドキュメントもあります)
試験範囲
試験範囲は、次のような割合になっています。
出題範囲 | 出題範囲 | 出題率 |
---|---|---|
メールマーケティングのベストプラクティス | 10% | |
コンテンツの作成と配信 | 24% | |
マーケティングオートメーション | 26% | |
購読者とデータの管理 | 26% | |
インサイトと分析 | 14% |
Salesforce認定資格の更新
メールスペシャリストに限らず、Salesforceの認定資格は1年に1度、更新モジュールの完了が必要になります。更新モジュールとは、その年のアップデート内容に関連したテストが認定資格者に対して課せられます。学習サイトであるTrailhead上で提供するアップデート内容を確認し、テストに回答し合格することで、資格を維持できます。
今年のメールスペシャリストの場合
リリースサイクル | Spring '23 |
---|---|
提供開始日(日本時間) | 2023年4月13日 |
提供終了日(日本時間) | 2024年4月5日 |
受講した研修
私が今回参加した研修は、「Marketing Cloud によるカスタマージャーニーの作成と分析(MKT 101)」です。この研修は月に1度の5日間開催であり、リモートからの参加が可能です。資料とトレーニング環境が提供され、ハンズオン形式で研修が進みます。
研修で得られた知識
第一に、Marketing Cloudの環境に触れられたことが良かったです。実際に触ることで、メールマーケティングキャンペーンの構築手順やオートメーション、ジャーニーの作成、メールの送信など効率的な方法やベストプラクティスについて学べます。
研修ではメールテンプレートを作成してwelcomeメールや誕生日メールを配信すること、ジャーニーやオートメーションを利用してカート放棄やアニバーサリーのシナリオをハンズオンで学習できました。
研修での体験談
今回受験したメールスペシャリストの試験は、デベロッパーや管理者ではなくマーケター向けのコースであるため、開発スキル(HTML、CSS、Marketing Cloud サーバーサイド言語、JS)に関する深い知識や、API統合の設計・開発に関する知識は問われません。そのあたりの知識に自信が無くても、気負わず参加できます。
研修に参加した人のみ資料は永続的に閲覧可能で、いつでも見返すことができます。私も今回受験する際の見直しに利用しました。担当する講師にもよると思いますが、90分ごとの小休憩や時間通りに研修が終わるという点が、私にとってストレスなく快適に参加できて良かったです。また、リモートでの研修では、発言やカメラをオンにする必要が無く、チャットで気軽に質問ができた点も有難かったです。
※ Salesforce Training - Marketing Cloud によるカスタマージャーニーの作成と分析 - MKT101
メールスペシャリストの試験に挑んだ感想
さて、受験の結果はどうだったかというと......、無事合格できました!
受験前、受験中、受験結果の3つに分けて所感をお話ししたいと思います。
受験前
上記で説明した研修を受講し、記憶が鮮明のうちに受けようと思い、2週間以内に受験をしました。受験前日までの理想的な流れとしては以下になります。
- ①受験ガイドを確認する
- ②受験ガイドの試験概要セクションにあるトピックのうち、ご自身で馴染みがないと思う内容についてSalesforceヘルプ上で検索する
- ③関連するコースを活用して、実践的な学びを得る(ヘルプ、Trailhead、研修、その他のリソース)
- ④受験用アカウントを作成し、試験の受験申し込みを行う
私の場合、順番が前後し③をはじめに行いました。研修後の学習に割り当てた時間は10時間前後だと思います。主な対策/準備として、研修資料の復習・Trailheadでの学習に取り組みました。研修中に内容が少ない箇所(Einsteinなど)を重点的にヘルプやTrailheadで学習しました。Trailheadでもマーケティング用語やMarketing Cloudの専門用語が多く出てくるので、用語への理解を深めつつ、学習を進める必要があります。
また、試験の申し込みの注意点として、オンサイト(会場)での受験の場合は、平日のみであることです。オンライン受験の場合は、土日での受験も可能です。
受験中
今回はオンサイトで受験しました。テストセンターでの受験は慣れていましたが、当日会場を間違えるミスをしました......。間違えた旨を係員に伝えると、臨機応変に対応してもらえて無事正しい会場で受験ができました。テストセンターでは、身分証の提示と申し込み時に送られる受験者認証コードが必要になります。また、持ち込める物は身分証明書のみですが、メモを取る紙とシャーペンが支給されます。
オンライン受験の場合、Webカメラやマイク、インターネット環境が整備されている必要があります。メモを取るといった行為もできません。利点としてリモートから受験可能であること、試験日が土日も選択可能であり、時間帯の選択肢が多くあることが挙げられます。
受験結果
合否は受験後すぐに出され、メールにて認定資格のPDFとセクションレベルスコア結果が送られます。この手の資格はどの問題が正誤しているか不明なため、セクションレベルで見直しが必要そうです。
受けた印象としては、用語への理解が求められる問題が多かったと感じました。試験概要にもある通り、機能への理解度、トラブルシューティングやベストプラクティスについて問われます。試験の進め方については見直し含め、2周行いました。1周目ではわかる問題を素早く解き、躓く問題は後回しにして2周目で対応しています。全体で使用した時間は90分中85分とできる限り、気になる問題は見直しています。
最後に
私の中で、今回の資格受験は研修を受けての理解度チェックという立ち位置だったと考えています。それほど、自身の中で実のある研修であり、環境に触れることができた良い機会でした。現在推進している案件では、メールマガジンの配信やアンケートの実施、パーソナライズ化された販促メール、SNS広告やモバイル通知といったSFCCのみではできない、またはカスタマイズが必要といった要望があります。
これらの要望に応えることができ、GUIでのメールテンプレート作成やコンテンツ作成を可能にするMarketing Cloudは今後、重宝されていくと考えられます。
今後は、社内でMarketing Cloudについて周知させることやSFCCとの接続、研修では網羅できなかったデベロッパーとしての役割について理解を深めていきたいと考えています。ラックは現在 Salesforce 認定 B2C Commerce デベロッパーの資格保有者は27人おり、企業別でみると第3位にあたります(2023年9月1日時点)。それに対し、メールスペシャリスト資格保有者はほとんどいない状況であるため、社内でのMarketing Cloudの魅力を伝え、資格取得サポートをしていきたいと考えています。
Marketing Cloudを使えるエンジニアを育成し、SFCCだけでなくMarketing Cloudを取り入れたECサイトのリニューアル案件や新規構築案件に積極的に取り組んでまいります。また、冒頭でも述べた通り、Marketing Cloud デベロッパーの資格取得も目指したいと思います。
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