ラック社員が国際CTF大会「DiceCTF 2024」に出場し、世界4位を獲得しました
2024年7月19日 | お知らせ
株式会社ラックのデジタルペンテスト部に所属する井手 脩太と今井 啓貴が、2024年6月29日(土)から6月30日(日)にかけて米ニューヨークで開催された国際CTF大会「DiceCTF 2024」に、「BunkyoWesterns」チームのメンバーとして出場し、世界4位を獲得しました。
DiceCTFは、米国の強豪CTFチームである「DiceGang」が主催する、サイバーセキュリティのスキルを競い合う国際的なCTF大会です。2021年の初開催以降、全世界から1,000以上のチームが参加する人気の大会で、BunkyoWesternsチームは今年2月に行われた予選で1,040チーム中8位となり、本選出場を果たしました。
競技1日目は、運営が用意したさまざまなジャンルの問題を解くクイズ形式の「Jeopardy」形式、2日目は参加チーム同士で同じサービスについて攻防を行う「Attack&Defense」形式の競技で勝敗を争いました。
2日目の「Attack&Defense」形式の競技ではロックピッキングや物理デバイス問題などの独創的な問題が数多く出題され、特に、各チームが組み立てた回路を使って会場に設置された送電網に電力を供給し続けることでポイントを獲得し、逆に送電網から電力を消費して敵チームの供給を妨害することでポイントを奪う「Dice Grid」の問題は、電力を供給するためのハードウェアの構築から始まる現地開催ならではの内容でした。
ハードウェアの構築で使用できる部品が制限されていたため、電力を安定して供給すること自体が非常に難しい競技でしたが、今井がIoTペンテストで得た経験をもとに活躍し、この問題では全チーム中1位を獲得しました。
2日間に及ぶ競技の結果、BunkyoWesternsチームは世界4位を獲得しました。
ラックは、今後もセキュリティの技術を磨く競技大会への参加を積極的に行ってまいります。