ラック、実運航中の船舶へのサイバー攻撃防御演習を実施
~進む船舶の自動運航技術の実用化、重要性が高まる海事サイバーセキュリティを高等教育で学ぶ~
2023年6月23日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、国立高専生に「船のIoT化に伴うサイバーセキュリティの重要性」への理解を深めることを目的として、独立行政法人 国立高等専門学校機構 広島商船高等専門学校などが主催する、実運航中でのサイバーセキュリティ演習を含むセミナーを2023年7月1日(土)~2日(日)に実施します。
近年、海上安全の一層の向上や船内の労働環境改善、産業競争力や生産性の向上等の観点から、船舶の自動運航技術の実用化への期待が高まっています。IoT技術の進歩や通信環境の改善により、自動運航等をはじめとしたデジタル技術を活用した取り組みが進んでいます。一方で、サイバーリスクを想定したセキュリティ対策が重要となっており、国際的なルール作りも進んでいます。
こうした中、Society 5.0時代における高専教育の向上と、未来技術の時代をリードする人材育成モデル開発が行われています。独立行政法人 国立高等専門学校機構が主体となり取り組んでいる、高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業の一環として、ラックと一般社団法人 日本舶用工業会が協働し、実運航時の「船舶へのサイバー攻撃防御演習」を含む海事サイバーセキュリティのセミナーを実施します。ラックは「海事のネットワーク・セキュリティの特長」と、「海事サイバーセキュリティワークショップ」の2つの講座を担当します。
場所
広島商船高等専門学校及び練習船広島丸
(広島県豊田郡大崎上島町東野4272-1)
セミナー内容
7月1日(土) | 13時00分 | 広島商船高等専門学校 広島丸練習船桟橋 集合 校長挨拶、代表挨拶等 |
|
---|---|---|---|
13時10分 | 開会式 | @広島丸 | |
13時20分 14時00分 |
広島丸へ移動 (1)広島丸船内巡回 (2)「広島丸へようこそ」 ~広島商船高専専攻科学生~ |
@広島丸 | |
14時20分 | <基調講演①> 「海事の世界にIoTとセキュリティを(仮題)」 ~日本舶用工業会 スマートナビゲーションシステム研究会4座長 安藤英幸氏(株式会社MTI 取締役)~ <基調講演②> 「海事のネットワーク・セキュリティの特長(仮題)」 ~竹内正典(株式会社ラック)~ |
@広島商船高専 視聴覚室 |
|
15時30分 17時50分 |
ワークショップ (3)「サイバー脅威を知る、対策する、BCP(事業継続計画)とは」 (4)「海事サイバーセキュリティワークショップ①」 ~今井志有人(株式会社ラック)~ |
@広島商船高専 視聴覚室 |
|
18時00分 | 解散 | ||
7月2日(日) | 8時50分 9時50分 |
広島丸集合 ワークショップ (5)「BCP(事業継続計画)対応のためのワークショップ」・出港準備 (6)「海事サイバーセキュリティワークショップ②」 |
@広島丸船橋 @広島丸教室 |
10時00分 | 広島丸 出港 大崎上島一周(2時間30分) 「ペネトレーションテスト演習」 ※ ペネトレーションテストとは、サイバー攻撃を再現した疑似攻撃を用いて、対象システムに対して「攻撃者の目的」が達成できてしまうか実証するテスト。目的を達成するために必要な場合システムへの侵入を試みる疑似攻撃も行われることや、「ペネトレーション(penetration)」の単語の意味が「侵入」であることから、「侵入テスト」と呼ばれることもあります。 |
@広島丸 | |
12時30分 | 広島丸 帰港 | ||
12時40分 13時00分 |
WSまとめ 解散 |
@広島丸練習船 桟橋 |
|
7月5日(水) | 16時45分 17時45分 |
成果発表会(Teams web会議) 講評 |
オンライン(Teams) |
7月1日(土) | |
---|---|
13時00分 | 広島商船高等専門学校 広島丸練習船桟橋 集合 校長挨拶、代表挨拶等 |
13時10分 | 開会式 @広島丸 |
13時20分 14時00分 |
広島丸へ移動 (1)広島丸船内巡回 (2)「広島丸へようこそ」 ~広島商船高専専攻科学生~ @広島丸 |
14時20分 | <基調講演①> 「海事の世界にIoTとセキュリティを(仮題)」 ~日本舶用工業会 スマートナビゲーションシステム研究会4座長 安藤英幸氏(株式会社MTI 取締役)~ @広島商船高専視聴覚室 <基調講演②> 「海事のネットワーク・セキュリティの特長(仮題)」 ~竹内正典(株式会社ラック)~ @広島商船高専視聴覚室 |
15時30分 | ワークショップ (3)「サイバー脅威を知る、対策する、BCP(事業継続計画)とは」 @広島商船高専視聴覚室 |
17時50分 | ワークショップ (4)「海事サイバーセキュリティワークショップ①」 ~今井志有人(株式会社ラック)~ @広島商船高専視聴覚室 |
18時00分 | 解散 |
7月2日(日) | |
8時50分 | 広島丸集合 ワークショップ (5)「BCP(事業継続計画)対応のためのワークショップ」・出港準備 @広島丸船橋 |
9時50分 | ワークショップ (6)「海事サイバーセキュリティワークショップ②」 @広島丸教室 |
10時00分 | 広島丸 出港 大崎上島一周(2時間30分) 「ペネトレーションテスト演習」 @広島丸 ※ ペネトレーションテストとは、サイバー攻撃を再現した疑似攻撃を用いて、対象システムに対して「攻撃者の目的」が達成できてしまうか実証するテスト。目的を達成するために必要な場合システムへの侵入を試みる疑似攻撃も行われることや、「ペネトレーション(penetration)」の単語の意味が「侵入」であることから、「侵入テスト」と呼ばれることもあります。 |
12時30分 | 広島丸 帰港 |
12時40分 | WSまとめ @広島丸練習船桟橋 |
13時00分 | 解散 |
7月5日(水) | |
16時45分 | 成果発表会(Teams web会議) @オンライン(Teams) |
17時45分 | 講評 @オンライン(Teams) |
* 実施内容については、今後変更の可能性があることをご承知おき願います。
* 解散時間は船の運航状況によって変更する可能性があります。
海洋に関連するサイバーセキュリティに関わる人材育成について、ラックは今後も継続して取り組んでまいります。
ご参考情報
- 「Society 5.0 型未来技術人財」育成事業 COMPASS 5.0 次世代基盤技術教育のカリキュラム化
- LAC WATCH:サイバー救急センターレポート 第10号 ~急増したマルウェア関連のインシデント傾向と対策~
特集「船舶サイバーセキュリティの現状と課題」
株式会社ラックについて
ラックは、システムインテグレーションとサイバーセキュリティの豊富な経験と最新技術で、社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供しています。創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAIやクラウド、テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けています。また、日本初の情報セキュリティサービス開始から25有余年にわたり、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC、サイバー救急センター、脆弱性診断、ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線に立ち、情報セキュリティ分野のリーディング企業としても成長を続けています。
* ラック、LACは、株式会社ラックの国内およびその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。
* 記載されている情報は、発表時点のものです。その後予告なしに変更となる場合があります。