ラック、若手エンジニア支援プログラム"すごうで"の2023年度採択プロジェクトを、「人々がより早く有用性の高いWebページにアクセスする支援システムの開発」に決定
~東西の高校生が、機械学習を用いて技術文書の利活用にイノベーションを起こす~
2023年3月31日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、ITに関する突出した技術力やアイデアを持った若者を支援するITスーパーエンジニア・サポートプログラム"すごうで"の2023年度採択プロジェクト(以下、"すごうで"2023)を、大阪府在住の高校1年生 竹内 悠人(たけうち ゆうと)さんと、東京都在住の高校1年生 吉岡 恵吾(よしおか けいご)さんが提案する「人々がより早く有用性の高いWebページにアクセスする支援システムの開発」に決定したことを、2023年3月31日に発表しました。
選考の結果、様々な情報が氾濫するWeb空間から、有用性の高い情報を迅速に見つけ出せる支援システムの開発が、最も高い評価を受けました。この提案は、既存のWeb検索のアルゴリズムに頼らず、機械学習により大量の技術文書の「有用性」をスコアリングやラベリングして、ユーザーに提示するというものです。さらにこのシステムはユーザーからのフィードバックを取り込んで成長します。既存の検索エンジンのようなSEOによる検索順位の表示ではなく、より多くの人にとっての生産性向上や、情報格差の解消につながる情報を、迅速に提示できるシステムを目指します。
二人は、当社が事務局を務める「セキュリティキャンプ全国大会2021」で出会い、意気投合しました。それぞれの居住地が東京・大阪と物理的な距離がありながらも、ICTを活用することで、プロジェクト活動の大きな問題とはならないといいます。また、開発の主担当である竹内さんは、このプロジェクトの端緒となる研究を、国立情報学研究所GSC「情報科学の達人」の支援を受けて既に開始しており、"すごうで"2023は、それらの成果を拡張発展していく取り組みとなります。
当社は2023年度中、二人の研究開発にあたって、エンジニアからメンターを選任し必要な技術的助言を行うほか、開発用サーバー環境の構築や、オンサイトのミーティング、研究発表会の交通費などの費用を最大100万円まで支援します。また他の研究者とのマッチングなど、さまざまな相談に乗り、計画を実現するためのサポートを提供します。
ラックは今後も"すごうで"を通じ伸びゆく若者を支援し、次世代のIT社会を担う人材の育成と、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた活動を続けていきます。
株式会社ラックについて
ラックは、システムインテグレーションとサイバーセキュリティの豊富な経験と最新技術で、社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供しています。創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAIやクラウド、テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けています。また、日本初の情報セキュリティサービス開始から25有余年にわたり、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC、サイバー救急センター、脆弱性診断、ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線に立ち、情報セキュリティ分野のリーディング企業としても成長を続けています。
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