ラック、コーポレートベンチャーキャピタル第1号案件として、AssistMotion社への投資を実施
~着るロボットによる社会貢献と、ラックtown構想による社会のセーフティー実現を目指します~
2020年10月28日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西本 逸郎、以下 ラック)は、新規事業開発部が行うコーポレートベンチャーキャピタルの第1号案件として、日本の超高齢化社会に向け、高齢者が自立的に社会活動を行えるようになるための「着るロボティックウェア」の開発を行う、信州大学発ベンチャー企業のAssistMotion株式会社(アシストモーション:以下 AssistMotion)への投資を行いました。
社会が豊かになり人生100年時代を迎える中、日本は超高齢社会を目前にして、高齢者が自立して生活できる社会環境を築くことが求められています。AssistMotionは、高齢者をはじめとした身体動作の不自由な人、作業などで身体に障がいを有する人、またはそれを予防したい人に対して、動作支援技術(Assistive Technology in Motion)を用いて社会に貢献します。
今回の投資は、AssistMotionが開発する着るロボット「curara®(クララ)」の商用化を目的として実施します。また、安全な製品作り・商用化・事業拡大に向けた活動に参画します。「curara」は2021年4月の商用化を目指し、新たに有償モニターキャンペーンを開始します。
ラックがAssistMotionへ出資する背景には、①高齢者を中心にウェアラブルデバイスを装着する上で、そのデバイスの安全性の確認が必要と考えたこと、②将来的なIoT機器としての機能を向上させて遠隔での管理・データ収集を行いサービス品質向上を実現すること、③24時間365日のセキュリティ監視で培ったラックの知見をAssistMotionへ提供することで、各地域での高齢者の「可動性」向上を安全に実現することを期待しています。これにより、一人一人が自立した、対等な社会を築き、人々を幸せにすることを目標とします。
ラックは2020年7月3日に発表した、「街全体を見守る総合的なセキュリティ分析サービス(コードネーム:town)」構想の一環として、自社事業の安心・安全とのシナジーが得られる街や人のセーフティーの実現のため、将来的に「curara」のIoT化も目指し、地域における超高齢者社会の安全な運用に貢献して参ります。
ご参考情報
プレスリリース:ラック、スマートシティ/スーパーシティの安全を見守るセキュリティサービス構想を発表
AssistMotion株式会社について
AssistMotionは、信州大学繊維学部において得られた研究成果を社会貢献につなげるために、2017年に設立した信州大学発ベンチャー企業です。人に優しいウェアラブルロボット(ロボティックウェアcurara)と次世代ソフトアクチュエータ(ソフトロボティックデバイスPVCGEL)の研究開発を二つの柱とし、これらの技術を実用化することを目指しています。
株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」など、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、企業・官公庁・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。
* ラック、LACは、株式会社ラックの国内およびその他の国における登録商標または商標です。
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* 記載されている情報は、発表時点のものです。その後予告なしに変更となる場合があります。