ラック、若手エンジニアを応援する"すごうで2017"支援対象者決定!
千葉県在住の高専生、小高拓海さん(19) 身代金要求型ウイルスに感染したパソコンを復元させる「技」の開発を目指す
2017年3月 1日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙梨 輝彦、以下ラック)は、本日、ITに関する突出した技術力やアイデアを持った若者を支援するITスーパーエンジニア・サポートプログラム"すごうで"の2017年度支援対象者を、木更津工業高等専門学校4年生 小高拓海さん(千葉県在住、19歳)に決定しました。
2017年度支援対象者について、2016年10月20日から2017年1月10日までの募集期間中に応募があった4件を選考した結果、身代金要求型ウイルス(ランサムウェア)の被害に遭ったパソコンを、知識のない人でも簡単に復元できるソフトウェアの開発を目指す小高さんの提案が最も高い評価を獲得しました。
提案概要
小高さんの提案は、自身のパソコンがランサムウェアの被害に遭い、その脅威を実感した一方で、前日にバックアップを取っていたため、比較的スムーズに復旧できたという実体験に基づいたものです。知識のない人でも、外付けハードディスクを1台用意しておけば、パソコンの最新状況を自動的にバックアップできる環境を整えられるソフトウェアの開発を志しています。その際、マルウェア(ウイルスなど不正なプログラムの総称)やプログラミング言語のWindows PowerShellについて、より深く学びたいとも希望しています。
主な評価
小高さんの提案に対し、当社審査員は、課題設定とアイデア、やりたいことの具体性、積極的・前向きに取り組もうとする姿勢といった観点において、「『ITを活用して社会をより良くする逸材』を支援したい」という "すごうで"の趣旨に最も合致すると判断しました。
小高さんの提案に関する主な評価は次のとおりです。
- 自分なりにしっかり計画を練っており、やりたいことがよく伝わってくる。
- ランサムウェア対策という課題設定、知識のない人でも簡単にバックアップができるというアイデアは、高く評価できる。
- 目標として技術的に高いレベルを設定し、果敢に取り組もうとする姿勢がいい。
ラックは、2017年度中、小高さんが目指すソフトウェア開発に当たって、最新のコンピュータウイルスに関する技術的助言、試作ソフトウェアの検証に協力するほか、活動費用を100万円まで支援します。
ラックは今後も"すごうで"を通じ、伸びゆく若者を社会全体で支える雰囲気作りに取り組み、次世代のIT社会を担う人材の育成に貢献してまいります。
株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」「マーケティング・オートメーション支援」「ビッグデータ・アナリティクス」を始め、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、官公庁・企業・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。2016年には、米フロスト&サリバンより、「セキュリティ監視」「脆弱性診断」「セキュリティ事故対応」「セキュリティコンサルティング」などが高く評価され、2015年に続き2年連続で「2016 ジャパン マネージドセキュリティサービス プロバイダーオブザイヤー」を受賞しています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン
すごうで事務局
Tel: 03-6757-0100(代表) E-mail: sugoude@lac.co.jp
報道機関からのお問い合わせ先
株式会社ラック 広報担当
Tel: 03-6757-0107 E-mail: pr@lac.co.jp
* ラック、LAC、JSOC(ジェイソック)、サイバー・グリッド・ジャパンは、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
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