クレジットカードや金融機関関連情報を窃取する「Ursnif」の被害が拡大しています
2016年6月15日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙梨 輝彦、以下ラック)が運営する、国内最大級のセキュリティ監視センター「JSOC」は、クレジットカードや金融機関関連情報を窃取する「Ursnif」と呼ばれる不正プログラムによる通信が、本年3月より急速に拡大していることを検知したため、注意を促す情報を公開しました。
JSOCは、これまでCitadel、ZeusVMおよびその亜種など、さまざまな種類のマルウェアの感染事例を大量に検知してきおりますが、今年3月頃より多くのお客様がUrsnif(別名:Gozi)に感染したと考えられる通信を多数検知しています。
Ursnifは、クレジットカードや金融機関関連情報を窃取するなどの機能がある不正プログラムで、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)が注意喚起情報を公開しています。Ursnifは、キー入力操作情報を収集して外部に不正に送信する機能を持っているため、感染した端末からは、金融機関関連情報や、その他の重要な情報が流出する恐れがあり、最大限の注意が必要です。
JSOCは、5月にUrsnifによるものと考えられる通信が「マルウェア感染インシデント」の2割を超えたことを受け、広くこの事態を知っていただくために、JSOCセキュリティアナリストが情報を公開しました。
Ursnifに対する情報につきましては、ラック公式ブログに掲載しておりますので、ご確認ください。
Ursnif(別名:Gozi 他)が3月以降猛威を振るっています。
https://www.lac.co.jp/lacwatch/people/20160615_000362.html
尚、本件に関する対策についてのご質問は、お問い合わせ窓口sales@lac.co.jpまでお願いいたします。
参考情報
一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター:「インターネットバンキングマルウェア「Gozi」による被害に注意」
https://www.jc3.or.jp/topics/gozi.html
以上
株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」「マーケティング・オートメーション支援」「ビッグデータ・アナリティクス」を始め、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、官公庁・企業・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。
2015年には、米フロスト&サリバンより、「セキュリティ監視」「脆弱性診断」「セキュリティ事故対応」「セキュリティコンサルティング」などが高く評価され、「日本市場マネージドセキュリティーサービス プロバイダー最優秀賞」を受賞しています。
* ラック、LAC、JSOC、サイバー救急センターは、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。