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PDF6〜7ページに誤字があり、修正しました。
ラックの研究開発部門である「サイバー・グリッド・ジャパン(CGJ)」のナショナルセキュリティ研究所は、研究成果の最新報告書「CYBER GRID JOURNAL Vol.14」を8月に公開しました。
さらに詳しく知るにはこちら
サイバー・グリッド・ジャパンCGJナショナルセキュリティ研究所長で防衛省初代サイバー防衛隊長でもある佐藤雅俊と、同研究所のシニアコンサルタントで元防衛省情報分析官の上田篤盛が、ウクライナ危機、ロシアと米国の争い、サイバー攻撃でターゲットとなる人物など現在の世界情勢におけるタイムリーな内容に焦点を当て、サイバー戦の光と闇について解説します。
また、ウクライナ侵攻の研究で広く知られる慶應義塾大学総合政策学部の廣瀬陽子教授が「ロシアによるウクライナ侵攻〜今後の展望」をテーマに、防衛省防衛研究所の主任研究官を務める八塚正晃氏が「中国とロシアのサイバー協力とウクライナ危機」をテーマに寄稿するなど、ウクライナ危機をきっかけにしたサイバー戦のゆくえを知る上で、ほかにはない情報が詰まった報告書に仕上がっています。
特集1:ウクライナ危機に見るサイバー戦の光と闇
2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻したというニュースが世界を駆け巡りました。多くの研究者が「ロシアのウクライナ侵攻はない」と予測していた矢先の出来事に、われわれは驚愕しました。ロシアは「謎に包まれた謎の国」と評されますが、「何故ロシアはウクライナに侵攻したのか?」「世界屈指のサイバー戦能力を有するといわれるロシアによるサイバー攻撃はどうだったのか?」など関心は尽きません。
ウクライナ危機におけるサイバー攻撃には、どのような背景があるのでしょう。攻撃の意図や能力に関するポリティカルなアトリビューションを駆使し、サイバー戦の光と闇に迫ります。
特集2:ウクライナ危機における情報戦と真の勝者
特集2で取り上げるのは、もう1つのテーマである「情報戦」です。終わりが見えなくなりつつあるウクライナ危機ですが、その情報戦の真の勝者が誰なのかは、今後を展望する上でも気になるところです。米国やウクライナが情報戦の勝者のように論じられていますが、実態はどうなのでしょうか?たしかに、3月のキーウ攻防戦における情報戦では、ウクライナが米国の情報支援を得て終始優勢でした。また、米国はロシアの偽情報を論破して、ロシアのウクライナ侵攻の意図を正確に見積もり、西側陣営を対ロシア経済制裁に誘導する世論戦を展開しました。
寄稿は防衛省防衛研究所の八塚氏と慶應義塾大学の廣瀬教授から
ロシアによるウクライナ侵攻に関する今後の展望について慶應義塾大学の廣瀬教授に、中国とロシアのサイバー協力とウクライナ危機について防衛省防衛研究所地域研究部の主任研究官を務める八塚正晃氏に寄稿していただきました。廣瀬教授は、ウクライナ、ロシア、そして世界という3つの軸で今後を展望し、新たな世界秩序の在り方を検討します。八塚氏は、ウクライナ危機に際し、中国は中立的な立場を維持しつつも、ウクライナを支援する欧米諸国に対して、ネガティブ・キャンペーンを実施することで、実質的にロシアに協力していると分析しています。
CYBER GRID JOURNAL Vol.14 目次
- 巻頭言
- 特集1:ウクライナ危機に見るサイバー戦の光と闇
佐藤雅俊 - 特集2:ウクライナ危機における情報戦と真の勝者は!
上田篤盛 - 寄稿:ロシアによるウクライナ侵攻「今後の展望」
慶應義塾大学 総合政策学部 教授 廣瀬陽子氏 - 寄稿:中国とロシアのサイバー協力とウクライナ危機
防衛省 防衛研究所 地域研究部 主任研究官 八塚正晃氏 - 巻末あとがき
CYBER GRID JOURNAL Vol.14 ダウンロード
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