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ラックでは日ごろの業務を行うにあたり、Microsoft社のTeams(チームズ)というコミュニケーションツールをメインに使用しています。そんなTeamsですが、2022年7月21日に大規模な障害が発生し、あらゆる機能が一切使えなくなってしまいました。
ラックの社員はその時どう対応していたのでしょうか?
Teamsの障害に気づいたキッカケ
この日の私の最初の予定は、あるお客様向けの提案の相談がありました。午後にお客様オフィスでの打ち合わせ予定があったため、朝から会社が契約するシェアオフィスの個室で仕事をしていました。Teams会議でいつも通り打ち合わせをして次のアクションが決まり、その後は次のクラウドサービスを考えるための情報収集目的でウェビナーに参加していたときのことです。
業務用iPhoneに「今日の午後のお客様打ち合わせ、現地参加以外でリモート参加予定のメンバーが入れないかもしれません」とショートメッセージで連絡が入りました。普段は社員からショートメッセージで連絡が来ることはめったにありません。何だろうかと思いつつTeamsで別件のメッセージを送ろうとしたところ、「メッセージの送信に失敗しました」とのレスポンスが......。
もしやとTwitterを確認してみたところ、Teamsで障害が起きて世間で騒ぎになっていることに気づきました。私は前日からPC、そしてTeamsを起動したままにしていたため、この時点までTeamsが使えなくなっているとは思わなかったのです。
障害に気づいてからの自分の行動
Teamsが使えないという状況に気づいてから、今後のアクションについて少し考えました。当日朝の時点で、Teams上で話が続いていたチャットは数十件。Teamsチャット上でファイルをやりとりしているものや、Teams会議の予定も多数。
では今、私が何か急遽予定を変えて急ぎでやることはあるだろうか??
......、30秒ほど考えた結果、うーん、特にないな!という結論に至りました。
そう考えた理由はこちらです。
- どうしても急ぎの話があればそれは電話でやりとりをするか、iMessage、メールでやりとりをすればよい
- 直接対面でお会いする予定は、Teams障害でお客様の予定が変わらなければ予定通りで問題ない
- Teams会議を予定していたもので予定通りやるべきことは、ZoomやWebEX、oViceなどに切り替えればよい
社内イベントや会議について、Teamsでやらないと混乱してしまうものは延期する - そもそも午前中はウェビナーに参加しているので、そのまま参加しよう
Teamsのチャット上でやりとりしているファイルを、急ぎでないのにメールなどのやりとりに切り替えるということは、ファイルの取り違えや後からの差分反映などになってしまい危険だと感じたのでやりませんでした。
結果、昼過ぎにはTeamsがほぼ復旧し、普段の仕事のやり方に戻った次第です。
ラックのみんなはどうしていた?
ということで、私はそこまで影響がなく終わったTeams障害でしたが、ラックのみんなはどうしていたか、何が起きたかなどのエピソードを全社員がいるTeamsのチャネルで聞いてみました。公に出せる内容で(笑)、公開します。
違うツールでコミュニケーションを行った
- 採用関連で社外の方とのTeams会議・Teamsチャットを予定していたが、Zoom開催・メールに変更した
- 社用iPhoneのiMessageのやりとりに切り替えた
- 企業向けSNS「Yammer」は使えたので、みんなにYammerを使おうと呼びかけた
- お客様とTeams会議ができないと思って慌てたが、お客様からのメールを見たらもともとWebEXのリンクも書かれていてびっくりした
- 久々にメーリングリストを使ってメールのやりとりをした
- インターネット上に設定する仮想オフィス「oVice」に人がたくさん来て、祭りみたいになった
他のことをして様子を見ていた、ふとこんなことを考えた
- 思い切って午前中の予定を変えた。Teamsを使わずPCローカルでできる仕事をやることに切り替えた。今日やる予定だったことは明日考えることにした
- そもそもお客様と対面打ち合わせが続いていたので、障害に気づかなかった
- SaaSは障害が発生するものなので、慌てず復旧を待とうと複数名でやりとりした
- TeamsがあるからZoomの有償契約はいらないかなと考えていたが、契約しておいてよかった(当面契約継続しておこうと思った)
ラックはここ数年でテレワークへの対応をきっかけに、多くのツールなどを使う仕事のやり方が一般化していたこともあり、すぐに代替ツールを使っての動きができるのだなとあらためて実感しました。
ICT部門はどうしていた?
ラックのICT部門は、社内のICT環境をゼロトラスト志向に変えていくなど、ラックの中でも進化スピードが速い部門です。
当日、ICT部門からは障害の状況について様々な方法で社員向けに随時発信がされていました。
10:30頃 | Teams障害発生を検知 |
11:18 | ラック社内ポータル(LAC Portal)に投稿 ここで、これ以降はoViceやYammer、メール、Slack、Zoom等の他のコミュニケーションツールを活用するようにアナウンス |
11:24 | Yammer、情シス発信コミュニティ(情シスNow)に投稿 |
11:34 | Facebookの社内コミュニティに投稿 |
12:16 | 全社員向けのメーリングリストに投稿 |
10:30頃 | Teams障害発生を検知 |
11:18 | ラック社内ポータル(LAC Portal)に投稿 ここで、これ以降はoViceやYammer、メール、Slack、Zoom等の他のコミュニケーションツールを活用するようにアナウンス |
11:24 | Yammer、情シス発信コミュニティ(情シスNow)に投稿 |
11:34 | Facebookの社内コミュニティに投稿 |
12:16 | 全社員向けのメーリングリストに投稿 |
今回、ICTではTeamsが使えないときにそのことを全社に知らせる仕組みが悩みだったようです。12:16の全社員向けメールはこれまで一度も使っていないメーリングリストへの配信でした。送信時に、この方法での通知をするかどうかの悩みがあったのだと思います。
受信者の1人である私としては、何も問題はなくむしろ効果的だったと感じています。
なお、このメールには、メール自体が偽物ではないぞという文言が入っていました。さすがラックです(笑)。
今回の教訓
今回の件を踏まえて私が個人的に感じた教訓を3つご紹介します。
- SaaSは障害が起こることがあると普段から考えておく
SaaSだってシステムです。故障することもあれば、人的ミスで止まることもあります。 - よい機会なので自分の仕事を見直す
障害中にスキップして困らなかったことは、実は本当はしなくてもよい仕事かもしれません。 - 障害時などイレギュラーな事態の中でこそ、セキュリティに気をつける
イレギュラーな事態のなかで代替ツールを使うときには、セキュリティ上問題ないツールなのかを評価したうえで使うべきです。
Teamsが使えない数時間、みなさんの業務はいかがだったでしょうか。
人や業務によって必要な対応は様々にあったと思いますが、Teamsにしか置いていない資料があったり、システム開発などの業務プロセスの中にTeamsが入っていたりしたらかなり大変だったように感じています。SaaSシステムの場合、障害が起こると影響範囲が大きいのでイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、いったん落ち着いて代替手段を探すことをおすすめします。そして、普段使ったことのないツールなどを急に使い始めるのは危険性が高いので注意しましょう。
本記事が何かみなさんの気付きになれば幸いです。
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