中学生がラックに企業訪問

青森県立三本木高等学校附属中学校3年生が企業訪問でラックに来てくれました。

青森県立三本木高等学校附属中学校では、毎年、総合的な学習の一環として、東京都内の様々な企業や大学をグループに分かれて訪問をしています。この訪問を通じて、具体的な企業観、職業観を持たせることで生徒一人一人のキャリア発達を促すことを目的に実施しています。

某化粧品会社、セキュリティ会社、他等、があった中から今回の1グループは、ラックを選び、来てくれました。珍しく全員が女性だったのでラックを選んだ理由を尋ねてみると、情報セキュリティの働く現場では、どのようなことをしているところなのか、全く想像がつかなかった、逆に関心があったということでした。

情報セキュリティの説明から始まり、事前に準備されてきた質問への回答、スマートフォンを使った遠隔操作のデモを交えて解説しました。

デモでは中学生に遠隔操作できるスマートフォンを使ってもらいながら雑談をしていただき、その最中に写真を勝手に撮られて送られたり、会話や位置情報などが抜き取られている様子を目の前のPCで確認していただきました。ニュースでは盗聴などの事件は知っていたものの、瞬時の出来事に困惑している様子でした。

スマホの年齢別被害者の割合や注意して欲しい点などもお話し、以下のような感想をいただき、後日には生徒さん一人一人からお礼のお手紙もいただきました。

• 情報セキュリティについて、今まであまり深く考えたことがなく、初めて聞く言葉も多くて、たくさん学ぶことができました。
  これからの生活の中でネットを使ったり、スマホを持ったりしたときは、気をつけて使用していくようにしたいと思います。お客様のために、安心、安全を提供できる仕事はとてもかっこいいと思いました。サイバー犯罪に関わることのないように注意していこうと思います。
• セキュリティ関係についてはあまり知りませんでした。
  でも今回の見学、講義を聞いてみてセキュリティの大切さなどを知ることができました。
  私たち中高生はスマホやインターネットなどをどんどんつかっているので今日の見学を
  きっかけに気をつけていきたいと思います。
• 情報セキュリティのことはあまり知らなかったのですが分かりやすく解説つきで説明していただいたので良かったです。
  また、実際にスマホの乗っ取りの実演もあり、とても楽しい充実した時間になりました。
• 今まであまり情報セキュリティについて知りませんでしたが、今回の講義で気をつけるべきことなどを理解することができました。また目に見えない怖さが身近にあるのだなと思いました。他人事だと思わず気をつけたいです。

この訪問をきっかけに、少しでも情報セキュリティに対する意識を高めていただき、
また、女性が少ないと言われるIT技術者への道も視野に入れていただけたらと思います。
※写真は掲載許可をいただいています。