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Apache Strutsにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

2015年9月8日 | 注意喚起

LAC Advisory No.120

Problem first discovered on: Thu, 12 Mar 2015
Published on: Tue, 08 Sep 2015

脅威度

概要

Apache Strutsには、開発モード(devMode)が有効になっている場合、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

詳細

Apache Software Foundationが提供する Apache Strutsは、Javaのウェブアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワークです。
Apache Strutsには、開発モード(devMode)が有効になっている場合、特定条件下の「Problem Report」画面において反射型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

これにより、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

スクリーンショット

スクリプト実行画面

影響を受けるバージョン

Apache Struts 2.3.20より前のバージョン

対策

開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

アップデートを適用できない場合は、以下のワークアラウンドを実施することで本問題の影響を回避可能です。
・開発モード(devMode)を無効にする

[ベンダ情報]

https://struts.apache.org/docs/s2-025.html

発見者

吉川 允樹(システムアセスメント部)


謝辞:
本問題は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき、ラックから IPA に報告し、JPCERT/CC により開発者との調整が行われました。

http://jvn.jp/jp/JVN95989300/index.html

http://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2015/JVNDB-2015-000125.html

CVE番号:
CVE-2015-5169

https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2015-5169


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