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2008年12月の緊急注意喚起の続報~SQLインジェクション攻撃の変化について

2009年1月14日 | 注意喚起

2008年12月22日の緊急注意喚起の続報です。SQLインジェクション攻撃でデータベースに埋め込む文字列に変化が現れました。以下の文字列をデータベースに挿入する攻撃が行われています。

文字列
または
文字列

現在も行われている攻撃の多くはscriptやiframeタグを埋め込むものですが、この攻撃はHTMLとして解釈不可能な文字列を埋め込もうとしています。この文字列が埋め込まれた場合、HTMLとして解釈されず、ホームページにそのまま表示されます。

この攻撃は以下のような可能性を想定していますが、いずれもその証拠となるデータは得られませんでした。最近、頻繁に悪用されている「cawjb.com」に関係があるのではないかと考えており、ラックは現在も調査を続けています。

  1. UPDATEコマンドの直前に変換して書き込む
  2. この攻撃の後、別の攻撃によって、変換するコードを埋め込み、コードを実行する
  3. 特定のブラウザ環境でのみ動作させる
  4. 脆弱なサイトをマーキングする

参考

2008年12月22日の緊急注意喚起

DBSLレポート「緊急対応から見たWebサイト用データベースセキュリティ対策~継続するSQLインジェクションの脅威~」


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