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Sun Java System Web Serverにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
2006年5月18日 | 注意喚起
SNS Advisory No.87
Problem first discovered on: Wed, 02 Feb 2005
Published on: Thu, 18 May 2006
脅威度
中
概要
Sun Java System Web Serverには、特定のURIをリクエストした際のデフォルトのエラーページにおいて、サニタイズ処理が適切に行われていない問題点が存在しています。
詳細
Sun Java System Web Serverでは、特定のURIをリクエストした際のデフォルトのエラーページにおいて、「"（ダブルクォーテーション）」を適切にサニタイズしていません。
このため、エラーページに表示されるリンクのタグ属性値部分に任意の値を追加することが可能となり、これを悪用することで任意のスクリプトを閲覧者のブラウザ上で実行させることが可能となります。
この問題を悪用されると、Sun Java System Web Serverを使って稼働しているサイトの一般利用者が、攻撃者によってCookieを盗み出されることになり、なりすまされてサイト機能を操作されてしまうなどの被害を受ける恐れがあります。
影響のあるバージョン
Sun ONE Web Server 6.0 Service Pack 9およびそれ以前
Sun Java System Web Server 6.1 Service Pack 4およびそれ以前
Sun ONE Application Server 7 Platform Edition Update 6およびそれ以前
Sun ONE Application Server 7 Standard Edition Update 6およびそれ以前
Sun Java System Application Server 7 2004Q2 Standard Edition Update 2およびそれ以前
Sun Java System Application Server 7 2004Q2 Enterprise Edition Update 2およびそれ以前
対策
アップグレードを行うことでこの問題を解消することができます。以下のURLより入手可能です。
Sun ONE Web Server 6.0 Service Pack 10以降
http://www.sun.com/download/products.xml?id=43a84f89
Sun Java System Web Server 6.1 Service Pack 5以降
http://www.sun.com/download/products.xml?id=434aec1d
（International version：http://www.sun.com/download/products.xml?id=43c43041）
Sun ONE Application Server 7 Platform Edition Update 7以降
http://www.sun.com/download/products.xml?id=42ae3178
Sun ONE Application Server 7 Standard Edition Update 7以降
http://www.sun.com/download/products.xml?id=42ae317c
Sun Java System Application Server 7 2004Q2 Standard Edition Update 3以降
http://www.sun.com/download/products.xml?id=427fe06d
Sun Java System Application Server 7 2004Q2 Enterprise Edition Update 3以降
http://javashoplm.sun.com/ECom/docs/Welcome.jsp?StoreId=8&PartDetailId=SJAS72004Q2U3-EE-OTH-G-ES
発見者
山崎 圭吾（ラック）
謝辞：
本問題は、情報処理推進機構（IPA）、およびJPCERT/CCによる『情報システム等の脆弱性関連情報の届出制度』に従い届出を行いました。
http://jvn.jp/jp/JVN%2303D5EAA8/index.html
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2006/JVN_03D5EAA8_SJSWebServer.html