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nProtect:Netizenに複数の脆弱性
2005年4月25日 | 注意喚起
SNS Advisory No.80
Problem first discovered on: Wed, 13 Apr 2005
Published on: Mon, 25 Apr 2005
脅威度
中
概要
nProtect:Netizenには、起動時の自動アップデートの接続先を不正に変更することが可能である問題が存在します。
問題
nProtect:Netizenは、ネットムーブ株式会社が提供する、ウイルス・不正アクセス・フィッシング詐欺からサイト利用者を守るためのActiveXを利用したセキュリティツールです。
nProtect:Netizenは、起動時にソフトウェアのアップデートがないかどうかインターネットを通じて確認を行い、アップデートがある場合は自動でダウンロードを行います。
Ver.2005.4.20.1よりも前のバージョンのnProtect:Netizenには、このアップデートファイルの確認先のURLを不正に変更することが可能である問題が存在します。
このため、nProtect:Netizenをインストール済みの利用者が、悪意のあるサイトを訪問した場合に、下記の被害を受ける恐れがあります。
- 偽のアップデートファイルをダウンロードさせられてしまう。
- 任意のファイルを任意のディレクトリに保存させられてしまう。
- Microsoft Internet Explorerを強制的に閉じられてしまう。
問題を確認したバージョン
nProtect:Netizen Ver.2005.3.17.1
※Ver.2005.4.20.1よりも前のバージョンに問題が存在します。
対策
nProtect:Netizenの利用サイトに接続して、[起動する]ボタンを押し、最新版にアップデートを行ってください。
Ver.2005.4.20.1以降のバージョンで修正が行われています。
発見者
山崎 圭吾
謝辞：
本問題は、情報処理推進機構（IPA）、およびJPCERT/CCによる『情報システム等の脆弱性関連情報の届出制度』に従い処置されました。
http://jvn.jp/jp/JVN%23AF02FB4B/index.html
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2005/JVN_AF02FB4B_nProtect.html