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Trend Micro InterScan VirusWall 3.51 smtpscan.dll buffer overflow Vulnerability
2001年6月28日 | 注意喚起
SNS Advisory No.34
Problem first discovered: 6 Jun 2001
Published: 28 Jun 2001
概要
Trend Micro社製 InterScan VirusWall for Windows NTで提供されている管理者用設定プログラム(smtpscan.dll)にバッファオーバーフロー問題を発見しました。リモートからSYSTEM権限で悪意あるプログラムを実行されてしまう可能性があります。
問題
既に発行されているSNS Advisory No.28(Trend Micro InterScan VirusWall for NT remote configuration Vulnerability)を悪用し、特定の設定項目に対して長い文字列を設定された後に、下記のdllがブラウズされた場合にバッファオーバーフローが発生します。
http://server/interscan/cgi-bin/smtpscan.dll
バッファオーバーフローが発生した時の、メモリダンプ及びレジスタの内容は以下のようになります(英語版の例)。
メモリダンプ例
00F8E5C0 71 71 71 72 72 72 72 73 qqqrrrrs
00F8E5C8 73 73 73 74 74 74 74 75 sssttttu
レジスタ例
EIP=73727272 ESP=00F8E5C8
従って、call espを呼び出すことにより、メモリアドレス00F8E5C8から任意のコードがリモートから実行される可能性があります。
問題を確認したバージョン
InterScan VirusWall for Windows NT 3.51 build 1321 English
問題を確認したOS
Windows NT Server 4.0 SP6a[English]
対策情報
英語版のパッチは、support@support.trendmicro.comに直接リクエストするか、http://solutionbank.antivirus.com/solutions/solutionSearch.aspで本件の問題を検索して入手することが出来ます。日本のトレンドマイクロ社にこの問題について確認したところ、日本語版においてもパッチを提供する予定である、とのことでした。該当製品の日本語版がインストールされているサーバには、管理者のみアクセスできるようにIPアドレスなどによってアクセス制限を行うことを推奨します。
発見者
三輪信雄(ラック)