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こんにちは。クラウドインテグレーションサービス部の小池です。
AWSの「学習型」グローバルカンファレンス「AWS re:Invent 2023」が、米国ラスベガスで2023年11月26日~12月1日に開催され現地参加してきました。
このイベントは、世界各国から5万人以上、日本からも1,700人以上が現地参加したそうで、リアルタイムでの情報発信も多々されていました。今もAWS公式動画をはじめ、各種re:Capなどの発信が続いています。
この記事では、現地参加の空気感をお伝えするとともに、日本語でのレポートが上がってきていない※「AWS Women of the Cloud」と呼ばれるシリーズもののセッションを中心にレポートします。
※ 2023年12月28日現在の情報です。
re:invent=再・発明
「AWS re:Invent」は10年以上の歴史があり、2012年から毎年開催されています。2020年はコロナ禍だったため、オンライン開催のみでした。この種のカンファレンスの基調講演では必ず何か新発表があるというのが、パブリックイメージだと思います。実際に、2023年も5日間で5つの基調講演があり、約200件の新発表がありました。
基調講演を通して、今回のre:Inventにおける大きな2つのテーマは、「サーバレス化の加速」と「AI分野の拡大」と言えるかと思います。そういえば一度も同時通訳の機械を使いませんでしたが、やはり基調講演の熱量はライブに限りますね。とはいえ、基調講演やメインどころの新サービスセッションについては既に各所からレポートされていますので、この記事では割愛させていただきます。
AWS Women of the Cloud
さて、re:Inventで用意されている2,000以上のセッションの中には、テクニカルスキルに基づくセッションとは毛色の違う、人材育成やリーダー育成に向けたセッション等もあります。中でも、今回が第2回の開催となった「AWS Women of the Cloud」はAWSの「DEI(Diversity=多様性、Equity=公平性 & Inclusion=包括性)」の姿勢がよくあらわれたものだと思います。
ここからは、「AWS Women of the Cloud」セッションシリーズについてお話しします。
The impact of access: Women technologists driving innovation in cloud
(アクセスの影響:クラウドのイノベーションを推進する女性技術者):IDE112
米国において女性は労働力のほぼ半数を占めているにもかかわらず、技術職に就いているのはわずか26%だと言います。このセッションは、技術分野における女性の活躍の場を広げることで、DEIを保つとともに、顧客の成果が促進されるはずだというコンセプトをもとにした、女性技術者4名のパネルディスカッションでした。
初日の朝8:30開始のファーストセッション枠にもかかわらず、数百名の参加者があり(見渡した感じではほぼ女性)、MCが問いかけるアンケートに参加者が挙手や起立で応えるなど双方向性もあり、海外出張初日でインプット・アウトプットともに英語モードに切り替えしきれていない私でも参加しやすい雰囲気でした。
内容としては、AWS社から3名、Netflix社から1名、管理職クラスのパネラーが登壇し、それぞれこれまでの経験を振り返りました。
「女性ならでは」の子育てや乳がんなどのハードルを越えてなお、各分野の最前線で闘い続ける誇りと喜びを語り、コミュニケーションタイムでは隣に座った参加者同士で自己紹介をし、今直面している悩みを初対面同士で語り合い共感を育みました。Netflix社の方から日本発の漫画の実写化である「ワンピース」配信の話が出たときには、日本人としてちょっと嬉しかったです。
ざっくりと総括するなら、「世界レベルで技術職女子は悩みを抱え、なおかつ歩みは止めない」!
日本国内にとどまらず、各国それぞれで悩みつつも進み続ける仲間がいる、それを知れただけでも救われる気がして明日からも頑張れると感じました。
The antidote for doubt: Forging your voice and building your community
(疑いに対する解毒剤:自分の声を高め、コミュニティを構築する):IDE111
このセッションは、AWSと顧客リーダーのディスカッションに参加して、メンターシップ、スポンサーシップ、コミュニティ構築を通じて信頼関係を築き、ギャップを埋め、帰属意識を促進する方法を学ぶものとされていました。さらに、指針となる目的を見つけて現状に挑戦し、イノベーションを推進しようというコンセプトが提示されていました。登壇者は、AWS社から2名、GamerSafer社から1名でした。
パネルディスカッションを聞いていて、この場で初めてメンターシップとスポンサーシップの違いを考えたことがなかったと気づかされました。後進育成のためのメンター制度はラックにもありますが、並べて比較されるとスポンサーシップと混同してきたように思います。
メンターはキャリア形成に関するコーチやアドバイス提供の役割のみを持ちますが、スポンサーはより直接的に昇進を支援する役割になります。日本の会社組織を鑑みれば、メンターは「先輩」であり、スポンサーは「上司」であることがほとんどになるでしょう。
それぞれの関係性におけるコミュニケーション構築とは、相互理解を深めるアプローチの違いであり、各個人の違いを理解し共感することこそ、多方面で自らの価値を高めることにつながると語られていました。この考え方は、今年度社内で受講した管理職登用研修で学んだこととオーバーラップし、深く納得させられました。
AWS Women of the Cloud networking luncheon
(800人の女子会):ACT046
AWS Women of the Cloudシリーズの締めくくりは、「800人のランチ女子会」でした。午前中のセッションの最後に、この後のランチ会も参加してねと、アナウンスの枕詞として放たれました。なんというか、とてもツボにはまりました。
他の開催日と同じビュッフェスタイルのランチですが、通常の食事会場とは別に設けられた広い部屋に舞台がしつらえられ、照明もライブ会場のような空気感を醸していました。もちろん席次が決まっているわけではなく、入場した人から適宜空いたテーブルにつき、「初めまして」の挨拶から会話が始まります。
私がついたテーブルには、AWSの中からの参加者もいれば、オハイオ州からついさっき到着したのだと言ってキャリーケースを引いてきている方もおられました。たまたまアジア人は私だけというテーブルだったので、わざわざ東京から来たのか、いったい何時間かかるのか、ひとしきり話題になりました。
女性技術者よ、大志を抱け
こんな書き方をするとウーマンリブ論者のように見えますが、特にそういう意図はありません。思い返せば、私が技術者としての第一歩を踏み出した約20年前は、どこのプロジェクトでも「紅一点」でした。
かつて、郊外にあるデータセンターにおいて、殺風景なマシンルームの中でサーバラックが立ち並び、轟音を立てる空調が凍えるほどに室温を下げる中、インフラ技術者として膝をついて1本1本LANケーブルやファイバチャネルケーブルをハードウェアに繋いでいました。
床の金網状になった部分にパンプスのヒールを取られ、膝に大きな青あざを作ったのも良き(?)思い出ではありますが、その環境は女性インフラ技術者が後進を育てるにおいては厳しいものがありました。マネジメントコンソールの画面からインフラ構築が行えるこのクラウド時代は、圧倒的に女性技術者の活躍の場の追い風だと思います。
「自分は何者なのか」という定義
「自分は何者なのか」という定義について、カンファレンス初日のランチセッションの場で初めて考え、5日間、雑談の場になるたびに重要性の高さを感じました。
若干背伸びしてもよいので、自分が何者で、何を学びに来たのか言えると圧倒的に会話が広がります。テクニカルカンファレンスなので当然かもしれませんが、技術者であれば、DevOpsなのか、セキュリティ技術者なのか、オンプレからクラウドへスキルチェンジ中のエンジニアなのか、自分が何者なのかの定義と相手のスキルエリアにより、話題の広がり方が変わります。
朝食昼食で同じテーブルになった世界各国の方と雑談する中で、インフラ技術者と名乗る人が多い時代は終わりが見え、クラウド技術者と名乗る人が増えていくのだろうと思いました。
なお、私の場合は、「セキュリティ会社に所属している、オンプレからAWSへの移行案件のPM」という名乗りをしていたのですが、「セキュリティならこの新技術のセッション受けたら良いよ?」「リーダー論ならこれじゃない?」とお勧めしてもらえて、ネットワーキングにも重要な要素になりました。やはり「自分は何者なのか」という定義はグローバルカンファレンスに参加するなら必須だと思います。
2024年開催に向けて
現地のネットワーキングイベントで「また来年会いましょう」という会話が何度か交わされました。最先端を追いかける技術者は毎年参加するスタンスなのですね。確かに、こうやって帰国してしまうと、どれだけ録画で復習しても現地の熱量は再生できません。
ラックが連続で2024年も私を派遣してくれるのかは未知数ですが、「AWS re:Invent 2024」は既に12月1日~6日に2023年と同じくラスベガスで開催されることが予告されています。
もしあなたがエンジニアなのであれば、いえエンジニアでなくとも、AWSにかかわる方なら一度は現地で参加されることを強くお勧めします!
公式ツアーではなく個別手配で参加したがゆえに準備中は不安でしたし、現地での前半戦は知恵熱が出そうなカルチャーショックもありましたが、ひとことで言えば1週間で世界の見え方がちょっと変わりました!
ラックはセキュリティの会社ですが、システムのクラウド移行へのご相談なども受けております(現地でも何度か口に出したこのフレーズ......)。私自身だけでなく、強力なクラウドインテグレーションサービス部のメンバーがサポートいたします。
この記事でAWSイベントに興味を持ったといったことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせやご相談くださいませ。
プロフィール
小池 玲子
外国語学部出身でIBM Power/AIX/PowerHA育ちのインフラエンジニア。
現場でマネジメント修業を積み、PMP取得を経て、クラウド系PMへ移行中。
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