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私は1年前、2回目の育児休業から復帰後1年間の就業状況について分析した結果をLAC WATCH ※ にてお伝えしました。結果は、病気の洗礼による子供の看護休暇および保育園行事参加のために、年間の有給休暇取得日数が1.5倍に増えていたというものでした。
「保育園に入園した年はあらゆる病気が待ち受けているけれど、2年目ともなれば子供も免疫が出来て看護休暇は減るに違いない。」私はそんな希望と共に2017年度を過ごしました。その結果はというと、年間の有給休暇取得日数は、2016年度の36.5日から7日分減って29.5日でした。
就業状況 | 子供1人 | 子供2人 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
月平均勤務時間(h) | 125.02 | 137.79 | 135.31 | 育休 | 127.09 | 133.29 |
年間有給休暇取得日数(日) | 25.5 | 25.0 | 20.5 | 育休 | 36.5 | 29.5 |
有給休暇取得理由の内訳からは、子供看護3日分と私自身の病欠3日分が減っていることがわかりました。2016年度は第2子が保育園へ入園し、インフルエンザA/Bを始めとする様々な病気に罹っていました。それから1年を経て、2017年度は子供も免疫が付いて身体が丈夫になってきたのだと思われます。
家族が健康になり、「このまま行けば、今年度はさらに自分のための有給休暇が取れるに違いない!」と考えてしまうところですが、今年度は第1子が小学校へ入学するという生活の変化がありました。これまでは保育園の行事のみだったところに、今年度は小学校と放課後の学童保育が加わり、それぞれで行事参観・保護者会・面談・父母サポート活動があります。特に小学校は平日対応が多く、年間の有休取得日数が再度増加してしまうかもしれません。
また、学童保育は保育園よりも終了時間が早く、定時退社では帰宅のタイミングが合わないことがわかりました。もちろん延長料金を支払うことで預け時間を1時間延長することができますが、可能であれば通常の時間内で何とかしたい...。そこで、ラックが会社全体で取り組んでいる「働き方改革」を有効活用し、4月から「フレックスタイム制規程」と「テレワーク(在宅勤務)」の合わせ技で日々を乗り切ることにしました。
- 週5日勤務のうち、その週の用事に合わせて1日をテレワークに設定
- 出勤した日は、定時より少し早く退社
- テレワークの日は、出勤時に早く退社した分を通勤時間に充てることで就業時間を調整(フレックスタイム)
そして、テレワーク日の朝は、家事の時間としました。ゴミ捨て、掃除、洗濯など、特に晴れた日はシーツや布団を干します。一日家にいるのでいつ雨が降っても対応できる点がいいところです。他にも、子供がよく網戸を破ってベランダへ転がり出てくれるので、修理のための立会いもテレワーク日に充てます。学校行事がある日は、午前半休+午後テレワークにします。このように、一週間の予定に合わせて、毎週テレワーク日を決めてフレックスタイムで調節しています。
このような働き方であれば、毎日少しだけ早く帰りたいという理由で時短勤務を選択している社員も、フルタイム勤務へ戻せるのではないでしょうか。働き方を議論する社内チャットでも、時短勤務者が自身の働き方を再考し、フルタイム勤務への変更について前向きに検討しています。
仕事とライフステージを無理のないよう調整し、自身が納得できる働き方を選択することができる、そんな多様性と柔軟性がこれからの働き方だと感じています。日本では4人に1人が高齢者と言われ、ラックでもこれから在宅介護をしながら働く社員が増える可能性があります。男性も女性もキャリアを諦めずに会社と社会に貢献できる充実した社会生活ができるよう、様々な働き方を今から実践し、根付かせていきたいと考えています。
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