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ラックピープル | 

育児休業からの2回目の復帰

この4月、2回目の育児休業から復帰しました。

今回は産前休暇から含めると1年以上お休みしていました。昨年度は休職中にも関わらず「ブログを書いてみたい!」と手を挙げたら快諾され、逆に休職者がブログを書いて問題ないのか心配になってしまいました。そんな寛容さがラックらしさなのでしょう。

保育園のママたちに「私が勤めている会社は復帰率90%らしいです。」と話すと驚かれます。産休に入る前から「いつ復帰する予定なの?」と訊かれ、復帰の数ヶ月前になると今度は「復帰先の希望ある?」「復帰日はいつにする?」とメールが飛んできます。ありがたいことです。

最初のブロガー紹介でも書きましたが、女性のセキュリティ技術者が多く、産後復帰率が高いラックでも、ワーキングマザーのセキュリティ技術者は少人数です。その理由は、2つあると推測しています。

まず1つ目は、セキュリティ業界自体が若いという理由です。セキュリティの老舗と言われているラックが、セキュリティ事業を開始したのは1995年で、今年で21年目となり、当時新卒で入社した社員でも44歳です。当時と比べると男性社員も女性社員も増えていますので、ワーキングマザーになりうる社員もこれから自然に増えていくと思われます。

そして2つ目は、育児休業から復帰する際に、業務内容や勤務形態を鑑みて事務職などへ職種変更をする場合があるからです。復帰後は、保育園送迎のために時短勤務を取得したり、子供の発熱による突然の早退または欠勤が発生します。家庭環境も個人で異なるため、自分のライフスタイルに合わせたキャリア形成を再考する必要があります。初めての「育児と仕事の両立」は、復帰者にとっては出来るのかという不安だらけです。

私がブログを書きたいと手を挙げた理由は、ここにあります。
育児とセキュリティ技術者の両立は可能です。

これからセキュリティ技術者という道を選択しようとしている女性、今後のキャリア形成で悩んでいる女性にとって、「ケース」の1つとして捉えていただけたら嬉しいです。極論を言ってしまえば、セキュリティ技術者に限らず、どんな職種であっても育児と仕事を両立する大変さは変わりません。重要なのは、セキュリティ技術者になる、セキュリティ技術者であり続ける、という本人の意思です。

休職前は、JSOCにて特定のお客様向けにセキュリティ監視・診断・コンサルティング・インシデント対応支援などの幅広いセキュリティ業務を行っていました。(興味がある方は、ラック採用情報の社員インタビューをご参照ください。)この4月からは、セキュリティコンサルタントの部署にてコンサルタント業務に携わると共に、手探りで細々と進めているソーシャルエンジニアリングの研究にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

仕事が充実する時期と育児期が重なるジレンマを抱えて、「ゆっくり行くことを恐れるな。立ち止まることだけを恐れよ。」と唱えつつ全力で保育園へお迎えに行くのでした。

子どもたち

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