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「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム2017」に行ってきた!

こんにちは、ITセキュリティ予防接種サービス担当の鳥海です。
標的型メール攻撃の体験型教育プログラムを開発して2年目になります。
先日、2泊3日で「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム2017」に、初めて参加してきました!
和歌山県の南部にある白浜町で開催されるサイバー犯罪に関する白浜シンポジウムは情報セキュリティ関係のシンポジウムの一つで、他は越後湯沢や道後で開催されています。
今年のサイバー犯罪に関する白浜シンポジウムのテーマは「先見の明 IoT&AI犯罪の被害者をどう救うのか?」です。全体の参加者としてはさまざまではありますが、「サイバー犯罪」ということで警察関係の方が多かったような気がします。

講演内容と危機管理コンテストの様子

講演内容としては、IoTとAIに関する法的問題、サイバー犯罪、コネクテッドカー(Connected Car)、グローバルな視点での見解などがありました。
同時に別会場では学生を対象に危機管理コンテスト決勝戦が行われていました。予選を勝ち抜いた5チーム(所属は大学、大学院、高専、とさまざまです)が、次々に発生するセキュリティインシデントに対してWebサイト復旧作業や電話によるお客様対応等、リアルタイムに対処してその点数を競うものです。対応の「的確さ」や「早さ」を評価した結果、優勝したチームは高専チームでした。そして驚いたのはチーム内で落ち着いて電話対応をしていた学生さんの年齢はなんと16歳!比べて私が16歳の時は.........。

メイン会場であるBig・U
メイン会場であるBig・U

そしてお待ちかね?の夜の部

昼間の講演が終ると、夜の部が始まります。
1日目のウエルカムパーティは立食形式で、その場でお寿司や卵焼きを作ってくれます。卵焼きは、地元の紀州梅干しと一緒に食べるのが美味しかったです。終わった後はIoTやAI、人材育成、内部不正などテーマごとに講師の方と参加者が議論し合う場もありました。
2日目はバイキング形式で白浜のご当地料理を楽しめるサンセットディナーにも参加しました。終わった後のAsk the Speakerでは講演したSpeakerの方や参加者と自由な意見交換ができます。このように、講演だけでなく参加者同士の新しい繋がりを作る場があることがこの白浜シンポジウムの大きな魅力です。私はSpeakerの方以外にもセキュリティ関係者、警察関係者、市長、大学の学長、等とお話させていただきました。
夜の部は22時過ぎに終わりますが、その後も有志で夜の会が続いていきます。今回は宿の門限があり参加はできなかったので次回は参加したいです。

太鼓の演奏とサンセットの写真
左:ウェルカムパーティ中の太鼓の演奏  右:サンセットディナーの会場からみたサンセット

感想~白浜シンポジウムに参加して

IoT、AIの時代、サイバー攻撃や法律面の課題は多いですが、今まで具体的には自分は何をすれば良いかが曖昧なままでした。しかし、白浜シンポジウムを通して課題の見方は人によってさまざまであり、ぞれぞれの立場で課題に向き合うことに意味があると気付きました。AIがセキュリティ診断をする未来も遠くはないかもしれません。しかし今後も、巧妙化する標的型攻撃に対抗する為には、人の意識改革は必要不可欠です。その為には、AIではなく私たちがお客様の課題に寄り添い、お客様の課題に沿った解決策を提供することが必要です。それこそが、私たちの為すべきことだと実感しました。自分の課題と、シンポジウムで出会った参加者の課題を共有し、新しい時代に繋げていきたいです。
シンポジウムに参加して1番大きなメリットは新しい人との出会いです。白浜シンポジウムの参加者は特に学生の比率が他のシンポジウムより低いように感じました。学生の皆様もぜひ参加してほしいです。このつたないブログで興味を持ち、来年が待ちきれないという方は、10月に情報セキュリティワークショップin越後湯沢が開催されるので参加を検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみにホテルの近くには白良浜が広がっており、心地よい風と共に夏を感じました。
町長さんから白浜はパンダで有名だと聞きましたが、今回みることができませんでした。次回、白浜に来た時には、和歌山アドベンチャーワールドに行きパンダと触れ合ってみたいです。

白良浜
白良浜

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