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isee! Working Awardsを受賞しました

先日、12/1に、視覚障がい者の就労に関するコンテスト「isee! Working Awards」にて表彰いただきました。コンテストは事例部門・アイディア部門の2部門から構成されており、今回私は両部門にて賞をいただくことができました。

視覚障がい者の就労に関するコンテスト「isee! Working Awards」にて表彰

コンテストの詳細は上記ページの説明をご覧いただければと思いますが、このisee! Working Awardsというコンテストの目的は、視覚障がい者の就労事例やアイディアを集め、その内容を視覚障がい当事者が参考にできるようにすることに加え、社会に広く知っていただくことで様々な職場で視覚障がいに関する理解を深めていただくというものになります。

以下では、それぞれの部門について、今回の受賞にあたって応募した内容をご紹介させていただきます。

事例部門

受賞内容についてはこちらとなります。

http://isee-movement.org/isee_contest/shuro/isee_MEP_sotoya.pdf

このブログをお読みいただいている方に改めてご紹介することは特段ないのですが、私が行っている(または行っていた)業務について事例として応募しました。ざっくり言えば情報セキュリティに関する研究開発という部分で、GUIに依存しないシステムもたくさんあるので、そういった部分であれば視覚障がいにかかわらず仕事ができるという点をプッシュしました。

なお、タイムリーに業務内容についてアイティメディア様が記事にしてくださいました。

教えて! キラキラお兄さん「プログラミングは視覚障がい者にオススメの職業って本当ですか?」

よろしければ、こちらもご覧ください。

アイディア部門

受賞内容についてはこちらとなります。

http://isee-movement.org/isee_contest/idea/isee_idea_sotoya.pdf

以前にクラウド(AWSやGCPなど)の活用について調査した際に思いついた内容を応募しました。概要としては、従来のインフラ管理業務というのは物理的な機器の設置や配線が必要であり、視覚障がい者が単独で行うことはハードルが高いものでした。それに対し、クラウド上のシステムであれば、画面上の操作やAPIを直接使う操作によって、機器の配置や接続、各種設定までがすべて目の前のパソコンから行えます。この環境を生かせば、これまで視覚障がい者の業務としては難しかった大規模システムのインフラ管理といった分野にも進出できる可能性があるのではないか、というアイディアとなっています。現実的には各クラウド提供会社のWebページのアクセシビリティの対応状況や、システム全容を表すネットワーク図的なものを周囲のメンバーとどう共有するのかなど、実業務として行うには検討の必要なポイントが多々残っていると思います。しかしそういった点があるにしても、一つの可能性にはなりえると思っており、今後そういった業務に興味を持たれる方がいらっしゃれば参考にしていただけましたら幸いです。

今回、ご紹介した私の応募内容のほかにもたくさんの事例やアイディアが掲載されていますので、よろしければ、ぜひ一度ご覧になってみてください。

http://isee-movement.org/contest/prizewinner

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