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ラックピープル | 

最新技術「FinTech」「ブロックチェーン」の社内勉強会を開催しました

こんにちは。ITサービス本部 サービス企画部の渡辺です。
サービス企画部では、最近のIT関連技術や、社外のさまざまな動向について調査確認しています。
サービス企画部で入手したホットな情報を社内に展開し理解してもらうことでお客さまと最近のトレンドにあったビジネスの会話ができるようになることを目的に社内勉強会を開催しました。

今回の題材は、「FinTech」と「ブロックチェーン(Blockchain)」です。

勉強会開催にあたり、いろいろ考えたのですが、ITサービス本部(ラックのSI事業)のお客様の大半を占める金融業界で最近騒がせている「FinTech」と、その中で、最も注目を集めている技術である「ブロックチェーン」についてを、「なにそれ?!」っていうような方でもわかるように、初心者向けの常識的な範囲について国内の状況や事例を中心にまとめてみました。

ざっとこんな内容です...

FinTechについて

以下のような基本的な説明をしつつ、海外や国内の事例を交えながら、現在の日本国内の状況を解説しました。

いま、生活スタイルや時間の過ごし方に大きな変化が生じ、多様化する利用者のニーズにスピーディーな対応ができる環境が揃い、企業や個人の資とビジネスを結びつける新たな仕組みが生まれ、金融庁や経済産業省の積極的な後押しが行われています。これらのことが同時に起き、それぞれの目的がつながったことで、誰でも社会の課題を解決できる時代になりました。
これにより、日本国内の金融業界でも、2015年から業界のあり方を急激に変えていくムーブメントが起こっています。技術面では、主に「API」「人工知能」「ブロックチェーン」の3つのテクノロジーを利用されることが多く、特に個人向け分野での個別サービスが先行しています。

FinTechの概要

ブロックチェーンについて

次回以降で、ディープな世界へ連れて行く(?!)前提で、今回は「初心者向け」を強く意識して、ざっと、以下のようなさわりの部分だけを解説しました。

ブロックチェーン(Blockchain)とは 、さまざまな出来事を、時系列に、ひたすら記録していくデータベースで、3つの大きな特徴を持っています。

  1. データをセンターに集中管理せず、すべての機器にすべての出来事を記録し、確認監視するしくみのため、サービスが止まらず、データが消えません。
  2. データの正当性の確保に時間と体力がかかるため、データの改ざんがほぼ不可能です。
  3. 中央集約の大規模なサーバーやデータベース、複雑で堅牢なシステムが不要となるため、従来の10分の1~100分の1という低コストで実現可能といわれています。

まだまだ多くの課題がありますが、実用化を目指し、大手金融機関でも研究開発や実証実験を進めています。

大手金融機関が実現しようとしていること

この技術は、金融業界にとどまらず、不動産業やIoTなど、さまざまな業務への応用が期待されています。

このように、「FinTech」と「ブロックチェーン」を解説しつつ、「IT活用モデルの変革」「今後の国内市場動向」「ラックは今どうすべきか」など、勝手な見解を述べました。

開催してみて...
今回、社員約80名が参加し、「FinTech」と「ブロックチェーン」の注目度の高さを実感しました。

社内勉強会の様子

予想はしていたのですが、勉強会後のアンケートで、以下の3点を再認識しました。

  1. 業界のトレンドに興味を持っている社員が、とても多い。
  2. 技術面の興味は、ブロックチェーンと人工知能が飛び抜けて大きく、FinTech、IoT、ビッグデータが続いている。
  3. みんな、ブロックチェーンのしくみを知りたい。

また、開催後に、たくさんの貴重な意見をもらいました。
これらの意見やアンケート結果を有効に活用しながら、2回目、3回目と、開催していけたらなと思っています。

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