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新ドラマ「CODE:M コードネームミラージュ」の撮影協力

4月7日より放送を開始するテレビ東京系列の連続ドラマ「CODE:Mコードネームミラージュ」にて、ハッキングシーンの撮影協力をしています。本作は、「サクラ大戦シリーズ」「魔神英雄伝ワタルシリーズ」などを手掛けた広井王子さん原案による完全オリジナル作品で、警察内特殊部隊「K-13」の特殊工作員であるミラージュがさまざまな犯罪を解決していくというものです。
K-13の任務遂行にあたり、登場人物のうちの1人である天才ハッカー「ドブネズミ」がハッキングなどにより後方支援をしています。

ハッキングシーンの現場指導やセリフの案出を協力

ハッキングシーンの技術監修である株式会社サイバーディフェンス研究所の依頼により、
撮影現場にて天才ハッカー「ドブネズミ」役を演じる佐野ひなこさんへのPC所作指導をCTF for GIRLS運営メンバーにて担当しています。私は、CTF for GIRLSの運営メンバーとして、
ハッキングシーンのシナリオに応じたタイピングの案出および現場指導、ハッカーらしいセリフの案出などの協力をさせていただいております。

撮影現場ドブネズミの部屋にて
撮影現場ドブネズミの部屋にて

JSOC見学と講習会を開催

撮影開始にあたり、ハッカーのイメージの参考にと、ハッカー役を演じる佐野ひなこさんに弊社のセキュリティ監視センターJSOCを見学いただき、日々行われているサイバー攻撃の現状を知っていただきました。その後、CTF for GIRLSの過去ワークショップ講義とハンズオンを行う講習会を開催しました。
講義ではネットワーク、Webセキュリティ、およびバイナリ解析を学習し、ハンズオンでは通信解析、Linuxサーバ操作、および用意した環境に対するSQLインジェクション(Webアプリケーションへの攻撃)を実践していただきました。最後に、演習プログラムの解析(リバースエンジニアリング)の様子を見ていただき、「ハッカーは常に高速タイピングをしているわけではない」ということを実感していただけたのでは思っています。

タイピングに関しては、演出やテンポの関係上、黙々とキーボードを叩き続けたり、コマンドの結果待ちをしている時間を長く取れませんので、対象にはバックドアから侵入している、自作のプログラムを実行している、エイリアスでコマンドをカスタマイズしているなどを想定しています。佐野ひなこさんにタイピング内容を事前にお伝えしているのですが、いつも正確に打っていて、演技、セリフ、目線、タイピングと一度に全部こなして凄い!と感動しました。

天才ハッカー「ドブネズミ」を演じる佐野ひなこさん
天才ハッカー「ドブネズミ」を演じる佐野ひなこさん

本ドラマでは、ハッカー役が女性ということで珍しいのではと思っています。CTF for GIRLSでも女性ハッカーの発掘・育成をしていますが、これからどんどん女性の凄腕ハッカーが増えてくるとかっこいいなと思います。

「CODE:Mコードネームミラージュ」は、テレビ東京ほかにて4月7日(金)深夜1時23分より
放送スタートです。よろしければご覧ください!

  • CTF for GIRLSとは、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の中で組織されたSECCON実行委員会の支援を基に発足した企画(組織)です。

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