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第二回"攻殻CTF"を開催!

10/15(土)、『攻殻機動隊 REALIZE PROJECT×CTF for GIRLS』(以下、攻殻CTF)を開催しました!昨年、神戸で開催された日本初の女性限定CTFに引き続き、第二回の今回は、レッドブルジャパン様の会場をお借りして、東京での開催となりました。東京開催ということで、昨年よりも参加希望者が多く、計38名の女性プレイヤーが会場に集結しました!

レッドブルジャパン様の会場

レッドブルジャパン様の会場。ソファや間接照明がとても素敵で、カフェのような明るくおしゃれな空間。その場に居るだけでもわくわくしてしまうような、まさに女子ならではの雰囲気です。

今回も、前回同様、Web、ネットワーク、バイナリ、暗号、フォレンジック、トリビアの計6分野から、初級(100点)、中級(200点)、上級(300点)の問題、計18問が出題されました。各問それぞれが、作問担当(もちろん全員女性!)が試行錯誤して作成した攻殻機動隊にまつわる問題になっています。ラックからは鈴木悠さんが、子育ての合間を縫って(!)、バイナリの初級~上級問題を作成されていました。また、Webの300点問題については、なんと台湾の女性CTFコミュニティである、”HITCON GIRLS”から提供いただきました!

ネットワークに馴染みのある方が多かったのか、競技開始約15分で、約半分のプレイヤーがネットワーク100点問題をクリア!追って、暗号、バイナリ、トリビアの100点問題も徐々に解かれていきます。40名もの女性が一同にWiresharkやバイナリエディタを使っている様子は、圧巻の一言に尽きますね…(笑)
競技開始1時間半後の15時~15時半の30分間は、その時間限定で問題を解くことができるタイムアタック問題が出題されます。今回は、フォレンジック100点問題、暗号・ネットワークの200点問題がタイムアタック問題となっていました。CTF for GIRLS発起人の中島明日香さんからの合図と同時に、みなさんはこれまでやっていた問題からパッと切り替え、タイムアタック問題にチャレンジしていました。

みなさんはこれまでやっていた問題からパッと切り替え、タイムアタック問題にチャレンジしていました

CTF可視化システムについても、前回同様、攻殻CTF用にNICT様より開発していただいた”AMATERAS零”(Advanced Multi-Actor Tactical Exercise Real-time Analysis System: Prototype Version 0)が登場!
相変わらず、最高にカッコイイです!!(///∀///)

プレイヤーが「BINARY100」問題の解答をサーバへ送っている様子が可視化(左)、送った解答が正解していると「突破」と表示される(右)

プレイヤーが「BINARY100」問題の解答をサーバへ送っている様子が可視化(左)
送った解答が正解していると「突破」と表示される(右)

また隣のホールでは、主にAMATERAS零を用いた実況中継や、攻殻機動隊 REALIZE PROJECTの紹介、セキュリティ分野における活動紹介などを行っていました。競技終了間際の1位tecsk07さん(1,805点)と2位Dahliaさん(1,606点)の接戦には、こちらのホールでも大盛り上がりを見せていたようです!

ホールで行われていた実況中継の様子(左)、ピンクの糸は、攻殻用語でいう「枝を張る」ことを表現しており、問題が解かれるとプレイヤーのアイコンからこの糸が出る。AMATERAS零にはこのような非常に細かな作品へのこだわりがたくさん詰まっている(右)

ホールで行われていた実況中継の様子(左)
ピンクの糸は、攻殻用語でいう「枝を張る」ことを表現しており、問題が解かれると
プレイヤーのアイコンからこの糸が出る。AMATERAS零にはこのような非常に
細かな作品へのこだわりがたくさん詰まっている
(右)

競技終了後の交流会では、プレイヤー同士の交流や、運営の作問者による問題解説で盛り上がりました!プレイヤーからは、「時間ぎりぎりで送ったFlagが、本当は合っていたのにスペルミスしていてダメだった!!」、「この分野は専門外と思って敬遠していた分野も、挑戦してみたら意外と解けて嬉しかった」などの声が上がっていました。また、大きなスーツケースを抱えて遠方から来られていた方、夜勤明けで来られていた方、情報処理試験前日にも関わらず来られていた方などもちらほら…!(意気込みが半端じゃないですね!!)
問題解説では、暗号、フォレンジック、ネットワーク問題の解説と、プレイヤーからのリクエストがあった問題について解説を行いました。今回は別のイベントで講演を担当しており問題解説には惜しくも間に合わなかったバイナリ作問担当の鈴木悠さんも、参加者の皆さんに問題を解説したかった!と悔しがっていました。(また、昨年は解かれなかったバイナリ300点問題が、今年は1位の方に解かれていたことをとても喜んでいました!)
他のCTFでは、作問者から直接解説を聞ける機会はなかなか無いと思うので、これもCTF for GIRLSならではの醍醐味だと思います(*^o^*)

2度目の攻殻CTFを終え、攻殻機動隊とのコラボレーションや国内の女性セキュリティ技術者との交流はもちろん、海外の女性エンジニアからの問題提供も受け、女性エンジニアのコミュニティの輪がどんどん広がっていることを実感しています。このような繋がりを今後ももっともっと広げていきたいですね。
参加された皆様方、本当に本当にお疲れ様でした!

CTF for GIRLSは今後も開催予定です。

SECCON WebサイトCTF for GIRLS Webサイトにて告知していますので、興味がある方は是非ご覧ください!

CTF for GIRLS恒例、今回のスイーツはこちらでした!Trick or Treat!

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