ラック、鹿児島大学および鹿児島県警とサイバーセキュリティに関する連携協定を締結 ~それぞれの持つ情報、技術、人材、広報活動を連携させ、サイバー空間の脅威に対応する取り組みを開始~
2016年12月15日 | プレス
株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙梨 輝彦、以下ラック)は、2016年12月14日にサイバー犯罪に対する対策を強化するため、国立大学法人 鹿児島大学(鹿児島県鹿児島市、学長:前田 芳實、以下鹿児島大学)および鹿児島県警察本部(鹿児島県鹿児島市、鹿児島県警察本部長:河野 真、以下鹿児島県警)と、サイバーセキュリティに関する情報共有、技術協力、人材育成と交流、広報啓発活動の分野で、産学官連携協定を締結しました。
2016年3月17日に警察庁が発表した広報資料「平成27年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢について」において示されるように、サイバー空間における犯罪の増加傾向は続いており、標的型の攻撃や不正侵入、不正送金などの被害が拡大し、その手口の高度化・巧妙化が懸念されています。この傾向は地方においても同様に懸念されており、インターネットを介したサイバー犯罪が地理的な制約を受けないことから、都市部に比べサイバー犯罪に対する認知度が低い地方においては、大きな課題となっています。
ラックと鹿児島大学、鹿児島県警は、サイバー空間の脅威に対して、情報共有、技術協力、人材育成と交流、そして広報啓発活動について相互連携することで、サイバー空間の安心・安全を確保するための取り組みを開始します。
- ラックは、鹿児島大学と鹿児島県警察へ次の支援をします。
- 緊急時、各種情報提供時のホットライン開設
- JSOC、サイバー救急センターの注意喚起情報を共有
- サイバー犯罪に悪用される可能性のあるセキュリティ情報の提供
- 人材交流、長期派遣研修
- 実践的なデジタルフォレンジック研修
- 鹿児島大学は、ラックと鹿児島県警察へ次の支援をします。
- 学内インシデント情報の共有
- セキュリティ対策に関する技術実証実験
- 将来的なセキュリティ関連技術に関する共同研究
- 産学官連携における活動拠点の提供
- 鹿児島県警察は、ラックと鹿児島大学へ次の支援をします。
- サイバー捜査等、提供可能な情報についての提供
- 地域のサイバーセキュリティ対策向上に向けた広報啓発活動
なお2016年12月14日に、「サイバーセキュリティに関する連携協定の締結式」がおこなわれました。
ラックは、サイバー空間において発生する犯罪行為の未然防止と、被害の拡大を抑える取り組みとして、産学官連携を強化することで、健全なIT化社会の発展に寄与してまいります。
参考資料
警察庁発表
「平成27年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢について(3月17日付)」
以上
株式会社ラックについて
ラックは、1986年にシステム開発事業で創業、多くの実績を誇る「金融系の基盤システム開発」「マーケティング・オートメーション支援」「ビッグデータ・アナリティクス」を始め、社会の基盤システムの開発を行っています。1995年にはいち早く情報セキュリティ事業を開始し、現在ではサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーとして、官公庁・企業・団体等のお客様に業界屈指のセキュリティ技術を駆使した、先端のITトータルソリューションサービスを提供しています。2016年には、米フロスト&サリバンより、「セキュリティ監視」「脆弱性診断」「セキュリティ事故対応」「セキュリティコンサルティング」などが高く評価され、昨年に続き2年連続で「2016 ジャパン マネージドセキュリティサービス プロバイダーオブザイヤー」を受賞しています。
* ラック、LAC、JSOCは、株式会社ラックの国内及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。